稲垣吾郎と今泉力哉監督が初タッグ オリジナル脚本のラブストーリー『窓辺にて』11月公開
稲垣吾郎が主演を務める今泉力哉監督作『窓辺にて』が、11月より全国公開されることが決定した。
本作は、『愛がなんだ』『街の上で』の今泉監督にとって17作目となる完全オリジナル作品。今泉監督作品の特徴でもある等身大の恋愛模様に加え、これまで以上に“好きという感情そのもの”について深く掘り下げ、美しい大人のラブストーリーを描く。『ドライブ・マイ・カー』のスタッフを迎え、撮影は2021年7月に都内近郊にて行われた。
フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作『ラ・フランス』の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と……。
今泉監督作品初参加となる稲垣は、妻について“ある悩み”を持つフリーライター・市川茂巳を演じる。主演を務めることが決定した稲垣は、「今泉監督作品のファンでしたので、今回ご一緒させていただきとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せた。
コメント
稲垣吾郎(市川茂巳役)
今泉監督作品のファンでしたので、今回ご一緒させていただきとても嬉しかったです。
僕自身、主人公の茂巳というキャラクターに共感するところもあり、
撮影期間は監督と言葉よりも心で通じ合っているような感覚でいました。
目に映らないものや漂う空気感をとても大切にされている今泉監督。
早く皆さんに観て頂きたい美しい作品になったと思います。
今泉力哉監督
稲垣さんと映画をつくりませんか、というお話をいただき、長年温めていた「万人からは理解されないかもしれないとある感情」についての映画をつくろうと思い、脚本を書き進めました。きっと稲垣さんならこの主人公の中に渦巻く複雑な心を体現してくれるのではないかと思ったからです。できあがった映画を今、目の前にして、ああ、この映画の主人公が稲垣さんで本当によかったなと思っています。美しくて、寂しくて、温かくて。2018年の東京国際映画祭で『半世界』と『愛がなんだ』が同じコンペティション部門にノミネートされた出会いから、さまざまな人々との巡り合いを通して、この映画が生まれたことをとても嬉しく思っています。『窓辺にて』楽しんでいただければ幸いです。
■公開情報
『窓辺にて』
11月、全国ロードショー
出演:稲垣吾郎
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
(c)2022「窓辺にて」製作委員会