『竜とそばかすの姫』地上波初放送決定 『金ロー』で『時をかける少女』と2週連続細田守

『竜とそばかすの姫』7月8日地上波初放送

 日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、7月1日に細田守監督の『時をかける少女』、7月8日に『竜とそばかすの姫』が放送されることが決定した。

 2週連続で放送される細田監督作品。その第1夜となる『時をかける少女』は、2006年に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。さらに、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門特別賞を受賞するなど、国内外で評価された。

 高校2年生の真琴は、春に転校して来たばかりの千昭と医者の息子で秀才の功介の2人のクラスメイトと、放課後に野球をしたり、カラオケをしたりするごく普通の女の子。ある日突然、時空を飛び越える能力を手に入れた真琴は、深い考えもないまま小さな欲求に従って過去と現在を行き来するうちに、自分にとって一番大事なかけがえのない時間がそこにあったことに気づくのだった。

 そして、第2夜となる7月8日放送の『竜とそばかすの姫』は、2021年に公開され、興行収入66億円を記録したスタジオ地図作品。今回が地上波初放送となる。細田監督史上最大のヒット作となった本作は、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」にも選出された。

 自然豊かな高知の田舎町に住む17歳の女子高校生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」に参加することに。

 「U」では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けた「As」としては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。数億の「As」が集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。

細田守監督 コメント

『竜とそばかすの姫』が金曜ロードショーで地上波初放送されると聞いて、たくさんの方にご覧いただけるのを嬉しく思います。『竜とそばかすの姫』は、インターネットを舞台にした現代の「美女と野獣」です。アクションあり、サスペンスあり、ラブストーリーあり、そして最後には、救うべき人を助けるために一生懸命がんばる少女の物語です。とても夏らしい作品なので、皆さん是非楽しんでください。

■放送情報
『時をかける少女』
日本テレビ系にて、7月1日(金)21:00~22:54放送
声の出演:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、谷村美月、原沙知絵
原作:筒井康隆
脚本:奥寺佐渡子
監督:細田守
(c)「時をかける少女」製作委員会2006

『竜とそばかすの姫』
日本テレビ系にて、7月8日(金)21:00~23:24放送
※放送枠30分拡大・本編ノーカット
声の出演:中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、役所広司、佐藤健
原作・脚本・監督:細田守
企画・制作:スタジオ地図
音楽監督:岩崎太整
音楽:岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大
(c)2021 スタジオ地図

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