『ちむどんどん』房子の“伝説の経歴”が明らかに 暢子とのペペロンチーノ勝負も決着

『ちむどんどん』房子は暢子の腕を認める

 『ちむどんどん』(NHK総合)の第35話では、暢子(黒島結菜)とオーナーの房子(原田美枝子)のペペロンチーノ勝負が繰り広げられる。暢子が勝った暁には賄いを作る権利を、しかし負けたらクビの人生のかかった大勝負だ。

 先手は暢子。かつて母・優子(仲間由紀恵)が作ってくれたソーミンチャンプルーの味付けのコツを応用し、島ニンニクを隠し味に使っている。そのことで普通のニンニクとは違い、少し優しく新しい香りと辛みを引き出すことに成功した。料理長の二ツ橋(高嶋政伸)も「新しい世界が開けていると思います」と認める“デージマーサン”な出来だ。

 対して、房子はそれぞれの素材の味や香りを引き立たせるためにニンニクを丸ごとオリーブオイルで火にかけ、仕上げにシークワーサーの皮をその場で使用。2食目のペペロンということを考え、爽やかな風味を付け、食後感を軽くする工夫である。「目の前にある材料を最大限に生かす柔軟な発想」「材料と真摯に向き合う姿勢」「食べる人への心配り」それらを全てクリアした、文句の付け所のないペペロンだ。

『ちむどんどん』35話

 そもそもこの勝負は「オーナーは自分で料理しないくせに偉そう」という暢子のかなり無茶な難癖から発展したものだが、店で働き始めて5年の矢作(井之脇海)ですらも房子が料理をしているところは見たことがないという。戦後の闇市では伝説の人だったという噂話に、二ツ橋が「一膳飯屋から和食屋中華、洋食とさまざまな料理をされて、後年、本場イタリアで修業された」とコックたちにオーナーの経歴を明かしていく。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「リキャップ」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる