鈴木亮平、『バズ・ライトイヤー』バズ役日本版声優に 「興奮しました!」

鈴木亮平がバズ・ライトイヤー役吹替声優に

 7月1日に公開される映画『バズ・ライトイヤー』のバズ・ライトイヤー役の日本版声優が鈴木亮平に決定。あわせて日本版予告が公開された。

 本作は、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのオリジンストーリーで、世界で最も有名なスペース・レンジャーの誕生の秘密を描く物語。1995年の映画『トイ・ストーリー』で、アンディが夢中になった流行のテレビアニメ『バズ・ライトイヤー』の主人公をモチーフにしたおもちゃとして登場したバズ。バズ自身も当初自分はおもちゃではなく、本物のスペース・レンジャーと信じこんでいたが……。“もしもアンディが夢中になったバズ・ライトイヤーの物語の世界が実在したら?”という世界観を舞台に繰り広げられる。

 監督を務めるのは、『ファインディング・ドリー』でアンドリュー・スタントンと共に共同監督を務め、『トイ・ストーリー』シリーズの短編『ニセものバズがやって来た』で監督を、『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』では脚本・監督を務めたアンガス・マクレーン。彼は製作のきっかけについて、「アンディがバズ・ライトイヤーのおもちゃを欲しがるようになったのは、どんなテレビアニメを観たからなのだろう? 私はそれを見たかったのです」と語っている。バズ・ライトイヤーの声優は、『アベンジャーズ』シリーズなどでキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスが担当する。

 仲間思いのおもちゃの“バズ・ライトイヤー”のモデルとなった、アンディが大好きな映画の主人公“バズ・ライトイヤー”の日本版声優を担当するのは、第45回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞、アクションから、コメディ、シリアスなドラマまで幅広い作品に出演する俳優・鈴木亮平。

 US本社のオーディションを経て、見事日本版声優の座を射止めた鈴木は、決定の知らせを聞き、「興奮しました! あのバズ・ライトイヤーを僕がやらせていただいていいんだろうかという思いが一番強かったですね。嬉しかったですし、光栄ですが、ちゃんとやらなきゃいけないというプレッシャーも感じています」と喜びと同時に、プレッシャーも感じたようだ。鈴木は収録に臨むにあたり、「バズがどういう人間で、何を求めて生きていて、どういう環境で育ってきたのかを考えるところから始めました。おもちゃのバズのモデルとなった“人間のバズ”をどこまで演じられるか、いろんなバズの面を掘っていきました」とアプローチを明かした。

 また、バズの魅力について聞かれると「完璧じゃないところかなと思います」と語り、「一見、完璧でかっこいいスペース・レンジャーに見える、本人もそうありたいともがいているけれども、実は失敗もたくさんして、人を育てるのが苦手。プライドと責任感は表裏一体だと思うんですが、そういう未熟なところと、かたやすごく愛情深くて優しくて、何か自分が間違えたと悟ったときにはすごく素直に自分を変えることが出来るという、未熟さと素直なところがバズの一番の魅力かなと思います」と人間味あふれるキャラクターだということを明かす。さらに、「ふり幅を広くとって表現して、いろんな面を見せていけば、深い人間バズ・ライトイヤーとして浮き上がってくるかなと思っています」とアフレコへの意気込みを語った。劇中では、「無限の彼方へ、さぁ!」というバズ・ライトイヤーのアイコンとも言えるセリフも登場するが、「おもちゃのバズの言い方との違いを、いい意味で裏切りながら皆さんに楽しんでいただきたい」とアピールした。

 さらに作品について、「今生きている環境、周りにいる友人、家族、物もそうですが、今あるものに感謝して、“自分は恵まれているんだ、もしかしたら必要なものはもう既に周りにあるのかもしれない”と気づくというのがテーマの一つにもなっています。バズを通して、歳を重ねていくこと、時間が過ぎていくことのすばらしさをすごく感じました」と、作品に込められたメッセージを語った。

 最後に鈴木は、「どんな方が見ても必ず共感できるキャラクターがいます。バズを応援したいという気持ちになってもらえますし、大きな感動とワクワク感を持ち帰っていただけると思います」と作品に対しての自信をみせた。

「バズ・ライトイヤー」日本版本予告 7月1日(金)公開!

 公開された日本語予告編の冒頭には『トイ・ストーリー』の おもちゃ”バズ・ライトイヤーの姿が映し出される。その後、責任感が強く、他人に頼れない“優秀なスペース・レンジャーである本作のバズが危険なハイパー航行に挑み、戻るとそこは親友すらもう居ない“62年と7カ月と5日後の世界”。孤独なバズと新たな仲間が不可能なミッションに挑むことになる。

■公開情報
『バズ・ライトイヤー』
7月1日(金)全国ロードショー
監督:アンガス・マクレーン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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