ウィル・スミス、平手打ち事件前にアヤワスカ体験で“人生が崩壊するビジョン”を見ていた

W・スミス、平手打ち事件を予期していた?

 第94回アカデミー賞授賞式の場でクリス・ロックを平手打ちした騒動で、世界中の注目を集める事態となったウィル・スミス。彼は、主演映画の製作保留など、自身のキャリアに大きな影響を与えることとなった騒動前に、「人生が崩壊する」心理体験を味わっていたことを明かしていた。

 デヴィッド・レターマンが司会を務め、世界で活躍する著名人の内面に迫る、Netflixのトークショー『デヴィッド・レターマン:今日のゲストは大スター』に出演したスミスは、「アヤワスカ体験」による「人生で最悪な心理体験」を味わったエピソードを披露。なお、番組の冒頭では、「2022年アカデミー賞授賞式の前に収録された映像です」と説明が入っている。

My Next Guest with David Letterman | Dave’s Best Questions | Netflix

 「アヤワスカ」(Ayahuasca)とは、南米のアマゾン川流域に自生する植物を煮出ししてつくる飲料のことで、主に先住民の儀式や民間療法として用いられており、アヤワスカに含まれる植物には、強い幻覚作用をもたらす成分(DMT)を含んでいることから、「幻覚剤」ともいわれている。また、番組内では、アヤワスカのことを「向精神薬(psychotropic)」と呼んでいる。

 番組の終盤で、アヤワスカ体験について語ったスミスは、友人から聞いたアヤワスカについて、はじめは恐怖心を抱いていたそうだが、体験談などを徹底的に調べたうえで「試してみよう」と決心を固めたそう。2年間の休業期間中に「精神の旅を始める」ためペルーに渡ったというスミスは、その間に14回の“アヤワスカの旅”を実践し、そのうちの1回が「人生で最も地獄のような心理体験」だったと語る。

 スミスは自身が体験したアヤワスカについて、「幻覚をみているわけではなく、2つの現実が同時に存在している感覚」「そこに座っている自覚もあるし、視覚もある」「(脳内の世界と部屋にいるという現実の)2つの世界は重ならず、完全に別のもの」であると説明。

 そして、「最も地獄のような心理体験」について、「私がアヤワスカを飲み座っていると突然、自分の金が吹き飛んでいくのが見え始めました。金だけでなく、家やキャリアまでも」「自分の財産が飛んでいかないように必死で手を伸ばしました」「人生が崩壊したような感じでした」と語ったスミス。そのような心理体験と同時に吐き気に襲われる中、スミスは「これこそが真実であり人生だ」という声や、「パパ助けて」という娘の声が聞こえたという。

 その後、脳内で起きていることに対し、冷静を保つように努めたというスミスは、落ち着きを取り戻したあと、「人生で何が起きても対処できると気づきました。たとえ大切な人を失っても、人生が思い通りにいかなくても対処できる」「どんな人生の試練にも対処できる」と、「アヤワスカによって、このように精神が鍛えられる」と語り、さらに「そもそも、自分が心配していることの99%は杞憂に終わり、苦痛や苦悩の99%は、自分が作り上げた幻なのです」と述べていた。

参照

https://variety.com/2022/film/news/will-smith-losing-career-oscars-slap-1235275889/
https://www.theroot.com/will-smith-details-pre-oscars-visions-on-my-next-guest-1848971395



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