『ちむどんどん』黒島結菜に試練与えるオーナーの真意は? 気になる良子、歌子の恋の行方

『ちむどんどん』房子の真意は?

「うちは何があっても辞めません!」

 東京・銀座のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」で働くことが決まった暢子(黒島結菜)は、オーナーの房子(原田美枝子)にそう宣言した。連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合)が第7週初日を迎え、料理人を目指す暢子の修行が始まる。

 レストランでの仕事は未経験にもかかわらず、いきなり10連勤を言い渡された暢子。月代わりで新メニューを出すことを売りにしているフォンターナには予約が殺到し、厨房は毎日ありえん!ほど大忙しだ。料理長の二ツ橋(高嶋政伸)がメイン担当、その他のシェフは前菜の魚担当、野菜担当などに役割が振り分けられ、担当は数カ月に一度替わる仕組み。

 だが、新人の暢子はまず仕込みや皿洗い、接客などの基本を覚える。慣れない仕事にてんやわんやの暢子に、同僚たちは「もってあと2日」「もともと女なんかに務まる仕事じゃない」と冷ややかな視線を送っていた。そんな声にも負けず、何とか10連勤を乗り切った暢子を密かに心配していたのが二ツ橋だ。房子から何もアドバイスせず、様子を見るように指示されていた二ツ橋には彼女が暢子を辞めさせたいようにしか思えなかった。

 5月19日放送の第29話で、暢子が賢三(大森南朋)の娘であることを知り、驚いた様子を見せていた房子。かつて賢三が出稼ぎで鶴見に来ていたことも明らかとなり、二人には過去に何らかの繋がりがあることは間違いない。一方でその関係性は謎に包まれていたが、今回房子の口から初めて「因縁がある」という発言が飛び出した。しかし、もし賢三に恨みがあるのだとすれば、初めから暢子を雇ったりしないだろう。むしろ、必要以上に試練を与えることで暢子の成長を促しているようにも見える。賢三の形見である暢子の包丁を見つめる表情からも、なにやら彼に対して複雑な思いを抱いているようだ。

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