『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』が示す働き方 “今週の「可愛い。」担当”にも注目

『社畜さんは~』が示す新しい働き方

 日々業務に追われ、心身ともにすり減らしているビジネスパーソンは少なくない。ただ、4月からスタートした新アニメ『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』は仕事を頑張る全ての人のオアシスになるだろう。

 同作は『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中の漫画が原作であり、ブラック企業に勤める社畜こと伏原と、可愛らしい幽霊たちの交流を描いたコメディ。第1話開始早々、伏原が“深夜2時まで残業に取り組む”という、想像するだけでも恐ろしいシチュエーションから始まる。伏原は弱音を吐きながらキーボードを叩くが、突然パソコンがフリーズ。さらには、おどろおどろしい「立ち去れ」という声がオフィス内に鳴り響く。

 ここで面白いのが伏原は怖がる様子を見せず、「立ち去らせたいなら姿を見せたら?」「そこら辺にいるんでしょ?」となぜか好戦的。まるで怪奇現象よりも残業が片付かないことのほうに恐怖心を覚えている印象である。そして、伏原は声の主を突き止めるため、コピー機の裏側を除くとそこには可愛らしい見た目の幽霊ちゃんの姿が。

TVアニメ「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。」PV第4弾

 伏原は幽霊ちゃんになぜ立ち去ってほしいのか聞くと、「あなたが頑張り過ぎて、死んじゃったら悲しいと思って……怒る?」と返答。いつも残業している伏原の身を案じ、早く家に帰って休んでほしいという思いから、ボイスチェンジャーを使って「立ち去れ」と言っていたらしい。この優しすぎる言葉を聞いた伏原は、早く帰らせたい幽霊ちゃんの思惑とは裏腹に「あと2日はいけるわ」とやる気を出す。

 その後、事あるごとに「立ち去って」と帰宅を求める幽霊ちゃんを尻目に仕事に励む伏原。ただ、オフィス内は深夜に暖房が切れるため、寒さにやられて作業がストップするが、幽霊ちゃんはハグしたりお茶を入れたりなど、伏原をサポート。ようやく3時15分に仕事が一区切りつき、伏原の頭を撫でながら「今日もはなまるでした」と笑顔で労う。その表情に見ているこちらも十二分に癒された。

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