ジョジョ・シワ、長編映画デビュー断念 ウィル・スミスプロデュース作品が数カ月前に頓挫
インフルエンサーとしてティーンから絶大な支持を集めるジョジョ・シワが、予定していた長編映画デビューを断念した。
シワは、BBCワールドワイドのダンスリアリティ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』の出場者であり、米リアリティ番組『Dance Moms'(原題)』で一躍有名となったダンサー、インフルエンサー。トレードマークは大きなリボンとポニーテール姿で、YouTubeのチャンネル登録者数は1220万人、Instagramのフォロワー数は1147万人(4月7日現在)を誇るティーンのカリスマである。2021年の1月にLGBTQ+であることをカミングアウトしたことでさらに話題となった。トレードマークのリボンを含め、フィギュアや子供向けの書籍などのグッズ展開で、若くしてかなりの資産を築いていることでも注目を集めている。彼女はメーガン・シャルのYA(ヤングアダルト)小説を原作とする『Bounce(原題)』の映画化にはもう関わっていないと語った。
米国現地時間4月2日に行われたGLAADメディア賞の場で「映画の件は、保留になったあと立ち消えになってしまった」とシワはVariety誌に話した。
『Bounce』の映画化は2020年の夏に発表され、プロデューサーのケイレブ・ピンケット(『コブラ会』シリーズ、『Charm City Kings(英題)』)により企画がスタジオに持ち込まれた。そしてケイレブ・ピンケットの姉夫婦にあたるジェイダ・ピンケット・スミスとウィル・スミスが、当時マネジメント会社のウエストブルック社設立前に、プロデューサーとして参加することが報じられていた。ウエストブルック社に詳しい人物によると、ピンケット・スミス夫妻はこのプロジェクトを牽引していたわけではなく、むしろケイレブ・ピンケットを援助する側だったと語っている。
さらにこのプロジェクトに詳しい関係者は、パラマウント・ピクチャーズもこのプロジェクトの開発枠から外されたと語っている。なお情報筋によると、このプロジェクトは数カ月前に頓挫しており、今年のアカデミー賞でウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックに暴行した件とは関係がないとのこと。
また同プロジェクトは昨年7月にも、パンセクシャルをカミングアウトしたシワが『Bounce』の脚本に男性共演者とのキスシーンが含まれていると明かしたことで、波紋を広げた。シワはこのラブシーンについて「私は今恋愛に夢中なので、他の人とはキスをしたくない」「特に相手が男の人だとなおさら」と話していたが、その後、シワの意見を考慮したスタジオ側が快くキスシーンを削除した。
参照
https://variety.com/2021/film/news/jojo-siwa-movie-kiss-bounce-1234987404/
https://www.youtube.com/channel/UCeV2O_6QmFaaKBZHY3bJgsA
https://www.instagram.com/itsjojosiwa/
https://www.imdb.com/news/ni63588468