『真犯人フラグ』“真犯人”は一体誰なのか? 最終回までの重要ポイントを考察する

最終回直前、『真犯人フラグ』徹底考察

 西島秀俊主演の日本テレビ系日曜ドラマ『真犯人フラグ』が、いよいよ最終回を迎える。そこで、残された重要ポイントを振り返り、真犯人の考察をしてみたい。

 物語は、運送業者「亀田運輸」に勤務する相良凌介(西島秀俊)の妻・真帆(宮沢りえ)、高校2年生の娘・光莉(原菜乃華)、サッカー教室に通う小学4年生の息子・篤斗(小林優仁)の3人が失踪。SNS投稿をきっかけに、凌介は日本中が注目する“疑惑の夫”に。社会的に追い詰められる中で、部下の二宮瑞穂(芳根京子)、凌介の学生時代からの親友で真帆とも旧知の仲である『週刊追求』編集長・河村俊夫(田中哲司)、同じ学生時代からの親友でバー『至上の時』店主・日野渉(迫田孝也)、そしてITベンチャー 「プロキシマ」を経営し光莉と交際している橘一星(佐野勇斗)が協力し真実を暴いていく。

 事件は1つの誘拐事件ではなく、3つの失踪事件が重なっていたことが分かる。

 光莉の失踪は、彼女が真帆の不倫話を偶然聞いて、最初は一星と計画した家出だったが、話が大きくなり帰れなくなる。一星のストーカーである本木陽香(生駒里奈)を利用して一連の事件に影で関わってきたが、陽香の嫉妬がエスカレートし、一星は光莉を解放。拉致監禁容疑で捕まった陽香との関係が明るみとなった一星は、誘拐を「日本中にエンタメを届けるため」と開き直っていたが、実際は強羅誠(上島竜兵)を通して真犯人から脅され、母・すみれ(須藤理彩)を守るために罪を全部被る芝居をしていた。

真犯人フラグ

 篤斗を誘拐したのは、新興宗教団体 “かがやきの世界” の信者のバタコさんこと木幡由美(香里奈)。真帆と同じ病院で息子・圭樹を出産するも、約10年後に交通事故で息子を亡くして精神がおかしくなり、篤斗と圭樹は病院で取り違えられたと思い込み、篤斗を誘拐。しかし、圭樹と同時期に産まれたのは姉の光莉の方だと警察に説得される。

 そして残すは真帆の行方だ。

 最終回を前にして、これまで凌介に親身になって協力していた瑞穂が、実は姉の復讐が関係していたことが判明。その復讐のターゲットが、相良家の新居を担当する住愛ホーム営業マンであり、凌介と真帆の後輩である林洋一(深水元基)。真帆と不倫関係にあったことが明るみになり、物語の序盤で失踪事件の重要参考人として指名手配される。林の婚約者で、等々力建設の社長令嬢・等々力茉莉奈(林田岬優)が協力し逃亡するも、ガソリンスタンドにて、赤い車の中で何者かに首を切られ殺害される。

真犯人フラグ

 実は瑞穂の姉・凪沙(入山法子)と婚約していたが、一晩寝た真帆に本気で惚れた林は凪沙が邪魔になり、強羅を雇って自殺に追い込んだことを瑞穂は恨んでいた。ただ、林殺害時に現場におらず、殺された連絡を受けて誰かに電話していただけに、直接は手をかけていない。そして、真帆とは3年ほど前に一緒に占いに行っていたことが分かり、真帆が勤めるスーパーの常連客だったという。これまで内緒にしていたことが何を意味するのか。

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