『真犯人フラグ 真相編』“お人好し”の殻を破った凌介 瑞穂の過去が真相と結びつく?
いずれにせよ今回のエピソードの終盤で、凌介は朋子と山田の協力のもとで篤斗を連れ去りにきたバタコに食らいつき、フグ毒の仕込まれた矢を受けながらもバタコ逮捕に貢献する。また阿久津は本木の正体を掴み大立ち回りを繰り広げる。凌介が立てた仮説が正しいか否かは、すぐに答えが出ることだろう。しかしこれまでの流れを汲めば、そう簡単に仮説通りになるとは考えづらい。いまだ目的の見えない強羅(上島竜兵)の存在然り、ついに警察の本格的なメスが入った「かがやきの世界」に用意されていたふたつの死体の片方も然り。何なら本木の電話の相手は真帆ではなく、光莉に死んでほしいとまでは思っていない相手であるならば、一星や一星の母という線も十分にあるわけだ。まだまだ大枠となるピースが埋められただけに過ぎない。
ところで、前回のエピソードで光莉が一星と家出を計画したことを明かす回想において、初めて一星の部屋が登場したわけだが、今回は瑞穂の住む部屋が初めて登場する。物が少なく、どこか殺風景でなかなか生活感が薄い。冒頭に挙げた動画の流れで瑞穂の過去についてようやく触れられるのかと思っていたが、まだその順番にはきていないようだ。かなり前のエピソードで会社の屋上で聞いていたテープレコーダーや、常に建設的な意見しか言わない性格のバックグラウンドなど、いくつもフラグを立てられながらかなり長いこと放置気味なのが気に掛かる。それはもしや“真相”と密接に結びつくということなのだろうか。
■放送情報
『真犯人フラグ 真相編』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
企画・原案:秋元康
出演:西島秀俊、佐野勇斗、芳根京子、 桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、長田成哉、坂東龍汰、吉田健悟、小林きな子、森田甘路、竹森千人、BOB、青木瞭、中西美帆、渥美友里恵、町田愛、南彩加、遼太郎、原菜乃華、堀野内智、小林優仁、渋川清彦、深水元基、迫田孝也、丘みつ子、浜田晃、小松利昌、戸田昌宏、正名僕蔵、平田敦子、田中哲司、宮沢りえ
脚本:高野水登
音楽:林ゆうき、橘麻美
演出:佐久間紀佳
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴間広枝 松山雅則
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/
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