アンドレイ・コンチャロフスキー『親愛なる同志たちへ』4月公開 ポスタービジュアルも

  第77回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、第93回アカデミー賞国際長編映画賞・ロシア代表に選定された『親愛なる同志たちへ』が、4月8日に公開されることが決定した。

親愛なる同志たちへ

 本作は、『暴走機関車』(1985年)や『映写技師は見ていた』(1991年)、アンドレイ・タルコフスキー作品の共同脚本などで知られるロシアの巨匠、アンドレイ・コンチャロフスキー監督の最新作。スターリン後の社会に希望を見出し、その世界に疑いを持たなかった一人の女性が知る、残酷な事実を描き出す。

 1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場でストライキが勃発した。「雪どけ」とも称されたフルシチョフが目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め、困窮にあえぐ労働者たちが物価の高騰や給与カットに抗議の意思を示したのだ。社会主義国家で大規模なストライキが起こったことに危機感を覚えた政権は、スト鎮静化と情報遮断のために最高幹部を現地に派遣、翌日には約5000人の市民への銃撃を開始した。熱心な共産党員で市政委員も務めるリューダは、18歳の愛娘スヴェッカの身を案じ、凄まじい群衆パニックが巻き起こった広場を駆けずり回る。三つ編みに青いリボンのスヴェッカはどこにいるのか。既に銃撃の犠牲者となって“処分”されてしまったのか。長らく忠誠を誓ってきた共産党への疑念に揺れるリューダが、必死の捜索の果てにたどり着いた真実とは。

 あわせて公開されたポスターは、主人公リューダの横顔と「私は信じていた―」というコピーが組み合わされ、モノクロームの色調に仕上げられている。

■公開情報
『親愛なる同志たちへ』
4月8日(金)全国公開
監督・脚本:アンドレイ・コンチャロフスキー
出演:ユリア・ビソツカヤ、ウラジスラフ・コマロフ、アンドレイ・グセフ
配給:アルバトロス・フィルム
2020年/ロシア/ロシア語/121分/モノクロ/スタンダード/5.1ch
(c)Produced by Production Center of Andrei Konchalovsky and Andrei Konchalovsky Foundation for support of cinema, scenic and visual arts commissioned by VGTRK, 2020
公式サイト:shinai-doshi.com

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる