ウーピー・ゴールドバーグ、ホロコーストを巡る発言によって司会番組2週間出演停止に

ウーピー・ゴールドバーグの発言が物議に

 『天使にラブ・ソングを…』シリーズで知られるウーピー・ゴールドバーグが、ホロコーストに関する発言により、自身が共同司会を務めるトーク番組『ザ・ビュー』(米・ABCテレビ)への出演を2週間停止されることとなった。

 1月31日(米現地時刻)、ゴールドバーグは『ザ・ビュー』番組内で、「ホロコーストは人種の問題ではない、人が人に対して非人間的であるということ」とする自身の見解を示した。

 彼女の発言は物議を醸すこととなり、2月1日(米現地時刻)、ABCニュースのキム・ゴッドウィンは、ゴールドバーグの出演停止を決定し、以下のように発表した。

「私はウーピー・ゴールドバーグの間違いであり、傷つけるような発言に対し、2週間の出演停止を命じます。ウーピーは謝罪していますが、私は彼女に、自分の発言の影響力について考える時間を取るように言いました。我々ABCニュースは、ユダヤ人の同僚、友人、家族、コミュニティを支持しています」

 ゴールドバーグは番組での発言後、自身のTwitterにて「(人種と人道にかかわる)両方の問題だと言うべきでした」と釈明。

 また、2月1日(米現地時刻)、名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)のジョナサン・グリーンブラットとの対談を含む番組内の一コマにて、「昨日の番組で、私は失言をしてしまいました」「ホロコーストは確かに人種に関するものです。今、言葉は重要であり、私の言葉も例外ではありません。自分の発言に対し反省していますし、訂正します。そして、私はユダヤ人を支持します」と謝罪した。

 また、ゴッドウィンは、ゴールドバーグの出演停止を決定した声明(メモ)にて、「このような決断は決して容易ではありませんが、必要なことです。先週私は、ABCニュースの文化は意欲的かつ思いやりがあり、包括的で透明性をもった、尊敬に値するものであると指摘したばかりです。ウーピーの発言は、これらの価値観に沿うものではありません」「ウーピーが自身の発言を取り上げ、ジョナサン・グリーンブラットと教育的な会話をする機会をもったことは、重要なことでした。ホロコーストについての教育の重要性について、大切な議論をしてくれたことに深く感謝しています」「ウーピーは長年にわたり、ホロコーストの恐ろしさについて理解していることを行動で示しています。しかし、言葉は重要であり、私たちは自分のもつ影響力を認識しなければなりません」と述べている。

参照

Whoopi Goldberg Suspended at ‘The View’ Over “Hurtful” Holocaust Comments|The Hollywood Reporter

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