カンヌ映画祭パルムドール受賞 ジュリア・デュクルノー新作『TITANE/チタン』4月公開へ

 第74回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したジュリア・デュクルノー監督最新作『TITANE(原題)』が、『TITANE/チタン』の邦題で4月1日より新宿バルト9ほかにて全国公開されることが決定した。

 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞を筆頭に、世界各国の映画祭や映画賞で、84ノミネート22受賞を果たしている本作は、『RAW〜少女のめざめ〜』(2016年)で監督デビューを果たしたデュクルノー監督によるスリラー。『ティエリー・トグルドーの憂鬱』のヴァンサン・ランドンやアガト・ルセルが出演する。

 幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来“車”に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。遂に自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセントと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は独りで生きる彼の保護を受けながら、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていたーー。

 あわせて公開されたポスタービジュアルは、髪をかきあげチタンの埋め込まれた頭をあらわにして振り向くアレクシアがビビッドな彩りで描かれている。

 本作を鑑賞した『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督は、「完全に独創的。脳がブッ飛んだ」と語り、『リコリス・ピザ』のポール・トーマス・アンダーソン監督も「警告する、心して見よ。身を任せて観た先に素晴らしい映画体験が待っていた」とコメントした。

■公開情報
『TITANE/チタン』
4月1日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:ジュリア・デュクルノー
出演:ヴァンサン・ランドン、アガト・ルセル
配給:ギャガ
提供:ギャガ、ロングライド
2021年/フランス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/108分/字幕翻訳:松崎広幸/原題:TITANE/R-15+
(c)KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020

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