ウィレム・デフォー、悪役を演じる心境を語る “ジョーカーの偽者”への自身の構想も

ウィレム・デフォー、ジョーカー役に意欲?

 現在公開中の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にノーマン・オズボーン/グリーンゴブリン役でカムバックしたウィレム・デフォーが、ジョーカーを演じる場合について、自身の構想を語った。

 サム・ライミ監督による『スパイダーマン』シリーズで、スパイダーマンの宿敵グリーンゴブリンを演じ、初代ヴィランとして重要な役割を果たしたデフォー。MCU版『スパイダーマン』シリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に再びグリーンゴブリンとして登場していることで話題を呼んでいる。

 凶悪な笑い声と微笑みが特徴的なグリーンゴブリンや、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』の主人公である吸血鬼マックス・シュレックなど、悪役や特殊な役による出演の印象が強いデフォーだが、彼は悪役のほかにも、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』で優しい管理人ボビー・ヒックス、『アクアマン』ではアクアマンを導く参謀(メンター)であるバルコなどを演じ、幅広い役柄を変幻自在に演じる俳優である。

 あらゆる役柄を自由自在に演じるデフォーは、長きにわたり、ファンの間で『バッドマン』の宿敵であるジョーカー役に適任との声が挙がっており、ネット上では、「もしもデフォーがジョーカーを演じたら」というような、期待を込めたファンアートやムービーなどが多数見られる。

 GQ誌のインタビューで、「悪役を演じることを楽しんでいるのかどうか」について問われたデフォーは、「それ(悪役)がどんなものなのかわかりません。私は間抜けなふりをしてキャラクターを演じています。“現実世界ではできないようなことができる”もしくは“自分の中にあるダークな部分を演じるのは楽しい”ため、『悪役を演じるのは楽しい』と言えるかもしれません。しかし、あまり考えたことがないので、よくわかりません」と語った。

 また、長年話題となっている『ジョーカー』の話題について、「もし、ジョーカーの偽者(なりすまし)がいたとしたら、面白いかもしれませんね。ジョーカー同士が戦うことはなくても、誰かが『そのジョーカーはジョーカーではない』と言いそうですが。興味深い物語の可能性を広げるかもしれません。特に、ホアキン・フェニックスのジョーカーがいて、彼がしたことを模倣したり、真似したりする人がいたとした場合。そのことについて空想したことはありますが、それ以外は(ジョーカーを演じる構想について)誰かに話したことはありません。あなた(インタビュアー)が初めてです」と自身のアイデアについて語った。

 これまで、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レト、ホアキン・フェニックスら豪華キャストによって演じられてきたジョーカー。デフォー演じるジョーカーを見られる日は来るのだろうか。今回のデフォーのアイデアが、何かしらの進展につながることを期待したい。

参照

Willem Dafoe ‘Fantasizes’ About Playing ‘Joker Imposter’ Opposite Joaquin Phoenix’s Joker
Willem Dafoe wants to play a "Joker imposter" opposite Joaquin Phoenix's Joker
Willem Dafoe Pitches Playing a ‘Joker Imposter’ in Mash-Up vs. Joaquin Phoenix

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