トニーとマリアが歌い踊る 『ウエスト・サイド・ストーリー』キャラポスター&MV公開

『ウエスト・サイド・ストーリー』MV公開

 2月11日に公開される映画『ウエスト・サイド・ストーリー』のキャラクターポスターとミュージックビデオが公開された。

 本作は、世代を超えて人々を魅了し続けるミュージカル『ウエスト・サイド物語』を、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したもの。『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートが主人公トニーを演じ、約30,000人のオーディションから選ばれ、最近ではディズニー実写版『白雪姫』のヒロインにも抜擢された新星レイチェル・ゼグラーがマリア役を務めた。さらに、1961年版の映画でアニータ役を演じ、アカデミー賞助演女優賞に輝いたリタ・モレノも出演する。

 舞台は、夢や成功を求める多くの移民が暮らすニューヨークのウエスト・サイド。しか
し貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、“ジェッツ”と“シャークス”の対立は激化の一途を辿る。

 公開されたキャラクターポスターでは、マリアやトニーら登場人物たちの姿が切り取られ、彼らが抱える思いを表したコピーが添えられている。「この国で新しい人生が始まるのね」と希望に満ちた表情で未来を見つめるのは、“シャークス”のリーダーを兄に持つマリア。彼女はある日、“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、決して結ばれてはいけない立場ながら一瞬で惹かれあっていく。「仲間たちの戦いを止めてみせる」と使命感を背負い、凛とした表情を見せるのはトニー。彼は愛するマリアと生きることを夢見て、チーム同士の争いを鎮めるべく奔走する。

 「愛よりも命の方が大事よ」と危険な恋に突き進むトニーを諭すのは、彼が働く店の店主バレンティーナ(リタ・モレノ)。長年この地で暮らす彼女は、対立する若者たちの未来を憂い心配している。「あの男には近づくな」とトニーを敵視し険しい表情を見せるのは、妹マリアを気にかける、“シャークス”のリーダーで気性の荒い男ベルナルド(ジョシュ・アンドレ・リベラ)。そして、「誰もあなたの恋を許さないわ」とマリアにあえて厳しい言葉を投げかけるのは、ベルナルドの恋人でマリアの良き理解者でもある情熱的な女アニータ(アリアナ・デボーズ)。分断された社会の中で、それぞれの想いが紡がれ交差していく。果たしてその先には、どのような運命が待っているのか。

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』Tonight(トゥナイト)MV 2022年2月11日(祝・金)公開

 あわせて公開された代表曲のひとつ「Tonight(トゥナイト)」のミュージックビデオでは、そんな“禁断の愛”へと突き進むトニーとマリアが歌い踊る「Tonight」が奏でられ、トニーの儚くも力強い歌声と、マリアの甘く切ない歌声も聞くことができる。映像では、トニーとマリアが互いの想いを確かめ合いながら、「今日まで世界はただの場所 住むだけのもの ただ平凡に でも出逢えた今 二人の光る星に変わった 今夜――」と歌が紡がれていく。

 “私のキャリアの集大成”と語るほどの想いで本作へ挑むスピルバーグは、「『ウエスト・サイド・ストーリー』のことをよく知らない若い人たちも、『Tonight』などの曲にはどこか馴染みがあると思う。そして多くの人たちが、偉大な作曲家・作詞家たちが何十年も前に、いかに素晴らしい作品を作り出したかを知ってくれるといいな」と、半世紀以上の時を経て再び劇場に響き渡る楽曲について、現代の人々に向けた想いを覗かせる。

■公開情報
『ウエスト・サイド・ストーリー』
2月11日(祝・金)全国ロードショー
製作:監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
作曲:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーヴン・ソンドハイム
振付:ジャスティン・ペック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、マイク・ファイスト、デヴィッド・アルヴァレス、リタ・モレノ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved. 

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