新キャラ多数? 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』予告編を解説
『ドクター・ストレンジ』待望の続編の邦題が『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に決まりました。
日本公開は2022年5月です(日付は未発表のため、日米同時公開かはわからず)。そして予告編もリリースされました。
この予告編を見ていただければわかりますが、今回の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は『ドクター・ストレンジ』の続編であると同時に、MCU×ディズニープラスの『ワンダヴィジョン』『ホワット・イフ…?』(第4話「「もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?」」)からつながるものであり、さらに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ともリンクしているのです。さっそく予告編をチェックしてみましょう。
最初の会話。これはどうやら『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)がスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)の願いを叶えるため、ウォン(ベネディクト・ウォン)の忠告を無視して危険な魔法を使ってしまった結果、マルチバースに関わる大変なことが起こった、ということでしょうか? つまり今回の事件の発端は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』だった、ということ?
15秒目で出てくるのは、『ドクター・ストレンジ』のラストでも出てきた、あの腕時計ですね。元恋人だったクリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)からプレゼントされたものです。この壊れた腕時計は、ストレンジにとってヒーローとしての初心や良心にたちかえるための“戒めのアイテム”だと思うのです。これが意味深に出てくるということは波乱の展開を思わせます。
そして、サンクタム・サンクトラム(ストレンジの拠点)を出るストレンジ。NYの街が大変なことになっています。何らかの敵による物理的な攻撃を受けたというより、やはり世界が歪み始めた・崩壊し始めた感じです。時空・次元、つまりマルチバース間のバランスが崩れたようです。この描き方は、『ホワット・イフ…?』でのNYの崩壊シーンと似ています。その後、サンクタム・サンクトラムの中がうつりますが、フロアが水浸し? 洪水? 39秒目には、手の中の赤い光が。ワンダ(エリザベス・オルセン)ですね!
40秒目からがポイントだと思うんですが、ストレンジの最愛の人・クリスティーンが結婚式の花嫁姿になっています。ストレンジも参加していますが、新郎ではなく招待客。(向かって右にチラっと写るのはストレンジの指を手術した“ニック(マイケル・スタールバーグ)ですね。前作で2人はすでに別れていましたが、本作でそれが決定的になります。ここでポイントになってくるのは、『ホワット・イフ…?』では、クリスティーンを事故で失ったストレンジが彼女を取り戻そうと闇落ちし、マルチバースの危機を招く、という展開でした。この映画では他の相手との結婚で彼女を失う? 彼女の結婚も今回の事件につながる?