北米興収、全体低調で“沈黙”の週末に? 日本発アニメ『劇場版 SAO』がTOP10にランクイン
感謝祭の翌週、2021年12月3日~5日の北米興行収入は、現地各誌で「沈黙(silence)」と表現される状況となった。スタジオ肝いりの新作は感謝祭の週末に封切られることが多いため、今週は特別な注目作は公開されていない。
前週に続いて1位を獲得したのは『ミラベルと魔法だらけの家』で、週末の3日間で1273万ドルを記録(前週比−53%)。累計北米興収は1億ドルを超えると予想されている。しかしながら、本作の成績が予想以上のふるいを見せないことは感謝祭の時点で指摘されており、2度目の週末興収としても『プリンセスと魔法のキス』(2009年)の1210万ドルをわずかに上回ったところだ。
もっとも、渋めの数字を見せているのは『ミラベルと魔法だらけの家』だけではない。同じく2度目の週末を迎えた、第3位『ハウス・オブ・グッチ』は3日間で677万ドル(前週比−53%)。第6位『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は265万ドル(前週比−50%)となった。それぞれ公開規模もターゲットも異なるため比較は難しいが、いずれももう少し盛り上がりを見せていい作品だろう。
そんな中、第2位の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は3度目の週末で1億ドルの大台を突破。IMAX上映を再開した『DUNE/デューン 砂の惑星』は7度目の週末にして第7位にとどまっている。ちなみに、第10位には日本発のアニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』がランクインしており、3日間で105万ドルを記録した。