『倫敦ノ山本五十六』新キャストに高良健吾、片岡愛之助ら 香取慎吾のメインビジュアルも

 香取慎吾が主演を務めるNHK特集ドラマ『倫敦(ロンドン)ノ山本五十六』の新キャストが発表された。

 本作は、NHKの独自取材で明らかになった、海軍内部の極秘文書に基づく実録ドラマ。開戦前の昭和9年、のちに真珠湾攻撃を指揮することになる提督・山本五十六(香取慎吾)がロンドンに降り立った。国家の命運を背負い、アメリカをはじめとする列強との軍縮交渉に臨もうとしていた。「交渉が決裂すれば、日本は国際社会でさらに孤立する」。アメリカの絶大な国力を知り、戦争は避けるべきだと考える山本は、ぎりぎりまで決裂回避への道を探り続けるのだが……。

 新たに発表されたキャストは11名。終戦直後の東京で、山本五十六に関する極秘文書を発見する、海軍軍人・富岡定俊を高良健吾、山本とは海軍兵学校の同期であり、親友・堀悌吉を片岡愛之助、山本の相談相手として精神的な支えとなる外交官・松平恒雄を國村隼がそれぞれ演じる。

 そのほか、渡辺いっけい、嶋田久作、中村育二、市原隼人、平岩紙、景井ひな、伊武雅刀、山本學がキャストに名を連ねた。 

コメント

高良健吾(富岡定俊役)

台本を読んで、とてもいい役を頂けたと思いました。演じる事で、戦争という人間が幾度となく犯してきた大きな過ちを物語として世に投げかける事ができるのは、この仕事を選んだ者としてやりがいがある事の一つです。精一杯自分の役割を全うしたいと思います。

片岡愛之助(堀悌吉役)

大河ドラマ『麒麟がくる』でご一緒させていただいた大原監督にお声がけをいただいたこと、そして香取慎吾さんとドラマでは初共演、嬉しいことばかりです。 私が演じる堀は、映画で坂東三津五郎兄さんが演じられていました。そのことにもご縁を感じます。海軍で理想を追い求める五十六と断固戦争反対の堀。立場 は違えど、互いに日本を思い、信頼し合い、熱く語り合う。そんな二人を表現できたらと思っています。

國村隼(松平恒雄役)

日本が第二次世界大戦に至るまでの道筋を、新しく見つかった資料に基づき、興味深く描かれています。私が演じるのは欧州事情に明るくグローバルな視野を持つ人物ですが、五十六と共に軍縮会議で本国と板挟みとなり苦心の日々を過ごします。ご覧になった皆様も緊迫のやり取りを追体験して 貰いたいと思います。戦争の記憶が薄れていく今こそ描かれる意味の有る作品なのではと思っています。

■放送情報
太平洋戦争80年・特集ドラマ『倫敦(ロンドン)ノ山本五十六』
NHK総合にて、12月30日(木)22:00~23:13放送
出演:香取慎吾、高良健吾、片岡愛之助、國村隼、渡辺いっけい、嶋田久作、中村育二、市原隼人、平岩紙、景井ひな、伊武雅刀、山本學
脚本:古川健
音楽:上野耕路
題字:川尾朋子
演出:大原拓
企画:右田千代
制作統括:夜久恭裕
写真提供=NHK

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