瀬戸朝香、約3年ぶりに演技を披露 米倉涼子主演『ドクターX』で内田有紀の元同級生役に
12月2日にテレビ朝日系で放送される米倉涼子主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の第8話に、瀬戸朝香がゲスト出演することが決定した。
本作は、米倉演じる主人公・大門未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ。2012年の誕生以来、全シリーズで高視聴率を叩き出し、全シリーズの平均視聴率20%超えの快挙を達成。橋田賞や向田邦子賞をはじめとする各賞を受賞している。
瀬戸が演じるのは、大門未知子(米倉涼子)の同志であるフリーランス麻酔科医・城之内博美(内田有紀)の高校時代の元同級生・八神さつき。重篤ながんに冒され、いくつもの病院で手術適応外だと言われたさつきは、母の回復を祈ってやまない一人息子に勧められ、未知子と博美が働く「東帝大学病院」に入院する。未知子が外科手術で切除できる可能性はゼロじゃないと断言するも、当のさつきは息子が調べてくれた“内科主導のケミカルサージェリー”による治療を希望。博美もさつきの選択を尊重する。
瀬戸は『ドクターX』について「『すごく面白いな!』と思って見ていた」という。近年は子育てに専念するため女優業をセーブしていた瀬戸にとって、2019年1月放送のドラマ『三匹のおっさんリターンズ!平成ラストの大暴れ&悪党まとめて大成敗SP!』(テレビ東京系)以来、約3年ぶりのドラマ出演となる本作。また、米倉とはドラマ『女系家族』(TBS系)以来16年ぶりの共演、内田とは本作が初共演となる。
瀬戸は「母親としての思いや、元同級生である博美との関係性、過去の出来事など、いろんな面がぎゅっと凝縮された“物語のあるスペシャルな役”なので、演じるのが楽しみで仕方ありませんでした」と胸を高鳴らせる一方、久々の演技と長く続くシリーズ作品への参加に「最初はちょっと緊張したんです」という。しかし、内田は「朝香ちゃんが撮影初日に『初めて会った気がしない』と言ってくれたのですが、私もそんな気が全然しなくて。撮影2日目にはさらに距離が縮まり、お互いナチュラルに、“本当の親友”のようにお芝居ができました」と明かしており、米倉と内田ともピッタリ息の合った芝居を展開した。
撮影合間には素の同年代トークも楽しんだという瀬戸。『女系家族』で遺産をめぐる濃厚な群像ドラマを共に演じた米倉については、「あのときはバチバチの関係を演じていて、涼子ちゃんにガツンと言う役だったんです(笑)。今回の現場でも、当時の思い出話で盛り上がりました」とコメント。米倉も「当時は朝香ちゃんにやり込められる役だったので、雑談もあまりしていなかったんですけど(笑)、今回は私生活や健康面の話でも盛り上がったんです。サッパリした人なので、気が合うなって改めて思いました。『今度お茶しようよ』と約束もしたほどです!」と話した。内田については「有紀ちゃんは優しくて、すごく気遣ってくれる方! 気さくで壁もないので、合間のおしゃべりも本当に楽しいです。ぜひまた、次はロングスパンでご一緒したいです」とコメントした。
また、第8話ではさつきの物語とあわせ、博美の新たな物語も描かれる。未知子とさつき、博美とさつきの会話から、博美の高校時代の秘密も明らかになる。今回明かされる秘密に、博美を演じる内田も「“新鮮な面白味”を覚えました」と興奮。博美は第3シリーズで金子昇演じる元同級生が登場した際、ある秘密を抱えていることが発覚したが、肝心な真相はずっと謎のまま。「私としては勝手に(笑)、『今回明かされるのは、あのときの秘密なんだ!』と解釈し、演じました。壮大な時間をかけた答え合わせと、博美の新たな人間味もぜひ、裏テーマとしてお楽しみください(笑)」と呼びかけた。はたして、『ドクターX』ファンも間違いなくビックリする博美の秘密とは。
コメント
瀬戸朝香(八神さつき役)
『ドクターX』は「すごく面白いな!」と思って見ていた作品なので、出演が決まったときは本当にうれしかったです! 1話限りの出演ではありますが、母親としての思いや、元同級生である博美との関係性、過去の出来事など、いろんな面がぎゅっと凝縮された“物語のあるスペシャルな役”なので、演じるのが楽しみで仕方ありませんでした。その一方で、今は育児に専念しているため演技をするのは久しぶりですし、現場の空気感が出来上がっているシリーズ作品へのゲスト出演ということもあって、実を言うと最初はちょっと緊張したんです。でも、現場の雰囲気がとってもよくて! (米倉)涼子ちゃんも(内田)有紀ちゃんも同年代なので、本当に楽しいです。
涼子ちゃんとは16年前にドラマ『女系家族』(2005年)でも共演したのですが、あのと
きはバチバチの関係を演じていて、涼子ちゃんにガツンと言う役だったんです(笑)。今
回の現場でも、当時の思い出話で盛り上がりました。涼子ちゃんはさすが主演! 率先し
て現場を盛り上げてくれますし、おかげで今回も和気あいあいとした雰囲気の中、撮影に
臨ませていただいています。
有紀ちゃんは同じくらいの時期にデビューしたんですけど、意外にも共演は初めて。ずっと「いつか共演したい!」と思っていたので、今回も初めて会った気がしなくて、ご本人にも思わず伝えました。しかも、有紀ちゃんは優しくて、すごく気遣ってくれる方!
気さくで壁もないので、合間のおしゃべりも本当に楽しいです。ぜひまた、次はロングス
パンでご一緒したいです。
第8話はいつもの『ドクターX』と少し違う展開もあるので、皆さんにはぜひドキドキしながらご覧いただきたいです。また私個人としても、ずっと女優を続けていきたいと思っているので、今回のような形で育児の合間を縫いながら、いろんな作品にちょこちょこ出演できればな、と思っています。応援してくださっているファンの皆さんにも、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
内田有紀(城之内博美役)
(瀬戸)朝香ちゃんとは本当に“はじめまして”の初共演。一方、ヨネちゃん(米倉涼子
)とはもう10年の付き合いとなる“心の友”なので、未知子と博美の距離感もお互いに信頼
し合いながら演じられています。3人とも同世代ということもあり、朝香ちゃんにもその中に自然と入ってもらえたらな、と思って撮影に臨みました。きっとヨネちゃんもそう考えていたと思います。そんな中、朝香ちゃんが撮影初日に「初めて会った気がしない」と言ってくれたのですが、私もそんな気が全然しなくて! 撮影2日目にはさらに距離が縮まり、お互いナチュラルに、“本当の親友”のようにお芝居ができました。
今回は元同級生であるさつきの登場によって、博美の高校時代の秘密も明かされます。『ドクターX』のレギュラー登場人物の中ではめずらしく、博美はよくプライベートの部分も描いていただいける“人間味”担当のキャラクター。非常にありがたく、いつも楽しく演じているのですが、今回明かされる秘密には私もいつもとはまた違う“新鮮な面白味”を覚えました。というのも、第3シリーズ(2014年)でも金子昇くん演じる博美の元同級生が登場したのですが、劇中で彼に「高校時代の秘密を知ってるんだぞ」と言われるも、どういう秘密かは明かされないままだったんです。私としては勝手に(笑)、「今回明かされるのは、あのときの秘密なんだ!」と解釈し、演じました。きっと『ドクターX』をずっとご覧になっている方々も、私と同じように2つの秘密がリンクするんじゃないかな。というわけで、今回は壮大な時間をかけた答え合わせと、博美の新たな人間味もぜひ、裏テーマとしてお楽しみください(笑)。
■放送情報
『ドクターX~外科医・大門未知子~』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:米倉涼子、内田有紀、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行、野村萬斎
脚本:中園ミホほか
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)
演出:田村直己(テレビ朝日)、山田勇人
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日