尾上菊之助、『カムカムエヴリバディ』で朝ドラ初出演 3人ヒロインに関わる銀幕スターに
11月1日より放送がスタートするNHK連続テレビ小説第105作目『カムカムエヴリバディ』に尾上菊之助が出演することが発表された。
本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く物語。京都・岡山・大阪を舞台に、時代を超えた愛すべきヒロインたちの日常に寄り添っていく。
大正を生きる最初のヒロイン安子を上白石萌音、昭和30年代を生きる安子の娘・るいを深津絵里、昭和40年代から令和までを生きる、るいの娘・ひなたを川栄李奈がそれぞれ演じる。
菊之助が演じるのは、銀幕の大スター・桃山剣之介。時代劇映画の『棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)見参』が大ヒットし、シリーズ化され大人気の役者に。デビュー作の『桃から生まれた剣之介』からモモケンの愛称で親しまれている。3人のヒロインの物語すべてに関わるキーパーソンとなる。
菊之助は、「私がそこにどんなふうに(3人のヒロインに)寄り添い、関わらせていただけるのかご注目していただきたいと思っています」とコメントを寄せた。
コメント全文
尾上菊之助(桃山剣之介)
朝ドラにはいつも朝の15分に安らぎと感動をいただいていたので、その現場に参加することができ、とても光栄でうれしく思っています。
ふだん歌舞伎をやっている私には、銀幕の時代劇スターの役は斬新なので、皆様には新鮮な気持ちで見ていただけるのではないかと思います。
今回は、3世代のヒロインが1000年にわたって織りなす
物語です。私がそこにどんなふうに寄り添い、関わらせていただけるのかご注目していただきたいと思っています。
堀之内礼二郎(制作統括)
桃山剣之介は『カムカムエヴリバディ』の世界の中で、戦前から活躍する銀幕の大スターです。この令和の時代でも昭和の香りをまといつつ、当時の映画スターの気品と美しさを表現できる役者をイメージした瞬間、菊之助さんの姿が頭に浮かびました。殺陣(たて)シーンの撮影の初日、「歌舞伎と時代劇の殺陣は勝手が違うので大変です」とおっしゃっていましたが、始まってびっくり。その流れるような刀さばきは、美しい舞いを見ているかのようでした。剣之介さんの雄姿をテレビでご覧になった時はぜひ、「よっ!モモケン」とお声がけください!
で、そもそもなぜ銀幕の映画スターが出てくるのか。それは本編でのお楽しみに……。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
11月1日(月)放送開始
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈ほか
脚本:藤本有紀
制作統括:堀之内礼二郎、櫻井賢
音楽:金子隆博
主題歌:AI「アルデバラン」
プロデューサー:葛西勇也・橋本果奈
演出:安達もじり、橋爪紳一朗、松岡一史、深川貴志、松岡一史、二見大輔、泉並敬眞ほか
写真提供=NHK