劇団EXILEが圧巻のステージを披露 『JAM -ザ・リサイタル-』が開幕

『JAM -ザ・リサイタル-』開幕

 映画『jam』、連続ドラマ『JAM -the drama-』の世界観をリサイタルで表現した劇団EXILE公演『JAM -ザ・リサイタル-』が10月16日、仙台の東京エレクトロンホール宮城を皮切りにスタートする。開演を前に、同会場でゲネプロが行われた。

 まずはこのプロジェクトの中心人物で演歌歌手の横山田ヒロシ(青柳翔)目線でのナレーションの入った『jam』『JAM -the drama-』のダイジェスト映像が流れる。それが終わると、スクリーンには「タケルエキスポ2022」の文字とともに、劇中で発足した芸能事務所・タケルプロの西野タケル(町田啓太)が登場。ドラマの中のタケルそのままの怪しさ全開の壮大な事業計画とスピーチの後には、タケルプロの所属タレントたちが勢ぞろいしてリサイタルが開幕した。

 最初にパフォーマンスを披露したのは“アジアを股にかけるスター”レスリー・チャンチャン(佐藤寛太)。映画『jam』でラーメン屋のバイトをしていたことを生かしたユニークなカンフーアクションを、金城タロー(八木将康)、山下トオル(秋山真太郎)とともに見せる。

 元チンピラだが、興行の世界に飛び込んできた世良コージ(小澤雄太)と滝口ジュン(小野塚勇人)コンビは、なつかしのデュオ・くずの「全てが僕の力になる」を熱唱。これまでずっと世間からクズと言われてきたであろう世良と滝口が、一生懸命クズ拾いをする姿に胸を撃たれた。

 続いては一発屋と言われながらも演歌歌手として奮闘する港町タカシ(SWAY)のステージに。先輩の横山田ヒロシからもらった「MA・SA・KO」をド派手な着物姿で熱唱すると、ラップと融合した新たな演歌「MASAKO THE ギャラクシー」を初披露。目の前で斬新な楽曲ができあがっていく工程でも楽しませてくれた。

 元チンピラコンビの山下、金城はピンクとグリーンのスーツで「BLACK FONIX」をデュエットするが、途中でタケルが登場し、彼の一言で、イリュージョンが始まる。あっと驚く仕掛けで楽しませてくれた。

 映画では復讐にかられていたが、ドラマでは愛することを知る無口な川崎テツオ(鈴木伸之)は、アコースティックギターでしっとり聞かせる。SABU監督が作詞した劇中歌の「君の全てが僕になる」を弾き語りしたほか、サポートギターとともにカバー曲など全3曲を歌いあげた。

 そして待ちに待った横山田ヒロシのステージに。

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