杉山すぴ豊のアメコミWeekly速報
ウィル・ポールター演じるアダムとは? ジェイク・ギレンホールは新アメコミ映画で主演に
さて、全米では『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が大ヒット中です。日本では12月3日公開。その後『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『モービウス』とスパイダーマン系映画の公開が控えています。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』については様々な噂、予想が飛び交っていますが、前作のヴィラン、ミステリオの再登場を期待する人も多い。このミステリオ人気は、やはりジェイク・ギレンホールが演じたことも大きいでしょうね。実はジェイク・ギレンホールとスパイダーマンには縁があって、『スパイダーマン2』でトビー・マグワイアが撮影前に腰の調子が悪く、降板説が出たのです。そのとき代役候補で名前が挙がっていたのがジェイク・ギレンホール。しかもトビー・マグワイアがMJ役のキルスティン・ダンストと別れて、ギレンホールと付き合い始めたという噂もあって、色々な意味で注目されていました。結果は、ご存知の通り、トビー・マグワイアがスパイダーマンを続投、ジェイク・ギレンホールの姉であるマギー・ギレンホールは『ダークナイト』のレイチェル役でした。
ジェイク・ギレンホール=ミステリオが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に何らかの形で登場するかはわかりませんが、そのジェイク・ギレンホールが新たなアメコミヒーロー映画に出演の模様です。デッドプールのクリエーターであるロブ・ライフェルドがイメージ・コミック(スポーンやヤングブラッドなどを出していたコミック出版社)で作り出した超人“プロフェット”を主人公にした映画『Prophet(原題)』。その主人公のジョン・プロフェットを演じます。このキャラはキャプテン・アメリカのアンチテーゼともいうべきヒーローで、第二次世界大戦中、ドイツの超人血清=スーパーソルジャー計画で生まれた超人。その彼が再び蘇る、というあらすじです(その後、路線変更で宇宙SFものみたいになりますが)。
監督はサム・ハーグレイブ。クリス・ヘムズワースの『タイラー・レイク-命の奪還-』を手がけた人です。脚本は、DCのドラマ世界“アローバース”の立役者でもある、マーク・グッゲンハイム。この2人なら期待が持てます。なおロブ・ライフェルドは他にもたくさんの、“DC、マーベルではないヒーロー”を手がけており、これらを続々映画化して“エクストリ―ム・ユニバース”なる新たなシネマティックユニバースを作る、という噂もあるようで、こちらも楽しみです。