韓国大統領役チョン・ウソンが声を荒げる様子も 『スティール・レイン』予告編&場面写真

『スティール・レイン』予告編&場面写真

 12月3日公開のヤン・ウソク監督作『スティール・レイン』の場面写真と予告編が公開された。

 本作は、チョン・ウソン、クァク・ドウォン、 ユ・ヨンソクが共演する軍事エンターテインメント大作。ウェブコミック作家でもあるヤン・ウソク監督が、自身の原作コミックシリーズを自らメガホンを取り映画化した『鋼鉄の雨』の主演チョン・ウソンとクァク・ドウォンを再び起用し再タッグを組んだ。

 南北に分断されたまま長く冷戦状態が続く朝鮮半島を舞台に、韓国・北朝鮮・アメリカの3カ国の首脳たちが一人の北朝鮮高官の陰謀に巻き込まれたことから、歴史を揺るがす恐ろしい危機に直面。脱出不可能な深海を航行する潜水艦、密室で繰り広げられる息詰まる心理戦と銃撃戦、浸水の危機と急減する酸素など、猛攻撃に晒される潜水艦に取り残された人々の物語が描かれる。

 チョン・ウソンが演じるのは、米朝の間で調停役を担う韓国大統領。クァク・ドウォンは、威圧的な愛国者であり、目的達成のためなら無慈悲な行為も躊躇しない北朝鮮高官を演じる。ユ・ヨンソクは、北朝鮮の最年少指導者役で出演。さらに、自己中心的な米大統領に扮したアンガス・マクファーデンや白竜らも加わり、実在する各国首脳を彷彿とさせるキャラクターを演じている。

韓国映画『スティール・レイン』予告編

 予告編は、首脳会談での「平和協定締結」に向け、韓国大統領ハン(チョン・ウソン)が北朝鮮とアメリカの間に入り仲を取り持つ様子から始まる。しかし、北朝鮮の軍事クーデターにより三首脳は弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦「白頭号」に拉致監禁され、中国や日本の陰謀も絡み、戦争まで一触即発の状況となる。それまで穏便に北朝鮮とアメリカの間に入っていたハン大統領もついに「もうすぐ平和協定だった」と声を荒げ、潜水艦内外での激しい攻防が繰り広げられる様子が映し出されている。

 あわせて公開された場面写真では、首脳たちの鋭い表情を切り取ったものや、潜水艦内で北朝鮮の軍人に銃を向けられるハン大統領の様子などが切り取られている。

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■公開情報
『スティール・レイン』
12月3日(金)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:ヤン・ウソク
出演:チョン・ウソン、クァク・ドウォン、ユ・ヨンソク、アンガス・マクファーデン
配給:ハーク
配給協力:EACH TIME
2020年/韓国/韓国語/132分/スコープサイズ/5.1ch/英題:Steel Rain 2: Summit
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