福山あさき&畠山航輔、ウエスタン衣装で登場 仏アニメ映画『カラミティ』の魅力を語る

福山あさき&畠山航輔『カラミティ』を語る

 マーサは平原の女王と呼ばれた豪傑。福山は、そんな彼女の幼少期を演じるにあたり、「素直な女の子なので、難しいことは考えずに感じたままにセリフを言うことを意識しました。演じていて気持ち良かったですね。普段言えない言葉も言えたりしたので(笑)。純粋で男勝りで魅力的なキャラクターです」と説明する。

福山あさき

 畠山が演じるイーサンは、マーサに意地悪をする男の子だ。畠山は「意地悪をする嫌なやつというイメージよりかは、素直になれないと言いますか。お父さんが幌馬車隊の隊長ですからその息子ということでプレッシャーもあったんじゃないかなと思います。思春期独特のいじらしさみたいなものも出せたらいいなと、等身大の少年を心がけて演じました」と語った。さらにマーサとイーサンの関係性も注目ということで、「劇中の中でも対象的なシーンがあったりして、2人の幼なじみというか、甘酸っぱいまではいかないけど心地いい意地悪な関係性」と徐々に変化していく2人を注目ポイントに置いた。

畠山航輔

 『カラミティ』は、レミ・シャイエ監督が描く美しい映像も見どころだ。福山は「鮮やかな色彩で描かれている世界観に引き込まれました。日本のアニメ映画ではあまり見ないような色の使い方だったり絵のタッチだったりで、最後の方には虜になっていました」と話し、畠山は対照的に「馬とか犬とか動物たちが出てくるんですけど、その生き様とか死に様が劇中の中でマーサが強く生きていくそのストーリーラインとマッチして、ある種メタファーのように動物たちが描かれているなと。自然に対する描写がすごいなと思いました」と語っている。

 そして、舞台挨拶のラストには、吹替版のエンディング曲を福山が歌唱担当していることが発表された。フランス語の原曲を日本語版にした楽曲で、福山は「マーサのキャラのままで歌うことを意識したんですけど、原音が低くて、声質的に限界で歌ったのですごく難しかったです」と明かしていた。

 『CALAMITY カラミティ』は9月23日より全国順次公開となる。

2階ミュージアム・ショップにて販売中
東京都写真美術館2階のミュージアムショップ・NADiff BAITENにて販売中

■公開情報
『CALAMITY カラミティ』
9月23日(木)より、新宿バルト9ほか全国順次公開
監督:レミ・シャイエ
出演(日本語吹替版):福山あさき、畠山航輔、松永あかね、木戸衣吹、杉田智和、上田燿司ほか
配給:リスキット
2020年/フランス・デンマーク/フランス語/日本語字幕/日本語吹替え/DCP/カラーCS/82分
(c)2020 Maybe Movies ,Norlum ,2 Minutes ,France 3 Cinem
公式サイト:https://calamity.info
公式Twitter:@calamity_movie

■イベント概要
『世界の秀作アニメーション 2021 秋編』
会場:東京都写真美術館 1F(東京都目黒区三田1丁目13−3 恵比寿ガーデンプレイス内)
会期:8月31日(火)〜9月17日(水)期間中(9月6日、13日は休館のため休映)
入場者特典:本映画祭入場者全員に9月23日から公開の新作アニメーション『CALAMITY カラミティ』のポスターあるいは『マロナの幻想的な物語り』のポスターいずれかを進呈
問い合わせ先:東京都写真美術館 1Fホール(TEL:03-3280-0099)
上映内容のお問い合わせ:リスキット(TEL:047-314-5316)
公式サイト:riskit.jp/worldanimation

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