犬童一心「ジョゼは、永遠だ」 韓国版『ジョゼと虎と魚たち』予告編&場面写真公開
ハン・ジミンとナム・ジュヒョクのダブル主演映画『ジョゼと虎と魚たち』の予告編と場面写真が公開された。
田辺聖子の同名短編小説を、犬童一心監督が主演に妻夫木聡と池脇千鶴を迎えて実写映画化し、2003年に公開された『ジョゼと虎と魚たち』。同年のキネマ旬報・日本映画ベストテンに選ばれたほか、数々の映画賞を受賞するなど大きな話題を巻き起こした。2020年には劇場アニメ版が公開され、再び注目を集めた。本作は、そんな『ジョゼと虎と魚たち』を韓国でリメイクしたもの。
ジョゼを演じたのは、ドラマ『知ってるワイフ』や『ある春の夜に』などに出演し、韓国ドラマ界で“ラブコメの女王”として活躍するハン・ジミン。心優しき青年ヨンソク役を、Netflixドラマ『スタートアップ:夢の扉』で主演を務めたナム・ジュヒョクが演じた。この2人は『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』以来の再共演を果たすことになった。監督・脚本を務めたのはキム・ジョングァン。本作について日本実写版『ジョゼと虎と魚たち』を手がけた犬童一心監督は「ジョゼは、永遠だ」とコメントしている。
予告編は、美しき木々を背景にジョゼ(ハン・ジミン)の一人語りで始まる。「時にはあなたと遠くへ行きたいと思った」という言葉通り、車椅子生活を余儀なくされた彼女は、ずっと家に閉じこもった生活をしていた。そんなある日、同居人であるおばあさんの手助けをするヨンソク(ナム・ジュヒョク)が家を訪れる。彼女はお礼として料理をふるまうのだが、彼への好意を悟られないように、ついキツイ言葉を言ってしまう。この出会いの後も車椅子の修理をしたりなど、度々ジョゼの家を訪れるようになったヨンソク。彼女の世話をしていく内に、ヨンソクも彼女への想いを強くしていく。2人の心は徐々に近づいていき、ついに遊園地でデートをすることになる。はたして2人の恋模様はどのような結末を迎えるのだろうか。
今回公開された場面写真では、太陽の木漏れ日を浴びながら読書をするジョゼの様子や、イルミネーションが煌びやかに輝く遊園地でデートをする2人の様子が切り取られている。
犬童一心監督 コメント
ジョゼは、永遠だ。
韓国で生まれたジョゼにも溢れる魅力があって、心うたれる。
彼女の強がりや、不器用さや、諦めや、欲望や、優しさや、何もかもが忘れられない。
日本の『ジョゼと虎と魚たち』の「恋」はぶつかるように描いたけど、韓国の「恋」は慈雨のように沁みてきた。ジュヒョクさんとジミンさんの演技に目を見張りました。素晴らしいです
■公開情報
『ジョゼと虎と魚たち』
10月29日(金)全国順次公開
脚本・監督:キム・ジョングァン
出演:ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク
提供:木下グループ
配給:キノシネマ
2020年/韓国/韓国語/117分/カラー/シネスコ/5.1ch/英題:Josee/字幕翻訳:鷹野文子/映倫 G
Original Film (c) 2003 "Josee, the Tiger and the Fish" Film Partners. All Rights Reserved.
(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/josee