恒松祐里が感じたイヤードラマ『夢の中のメロディ』の可能性 「自分で情景を想像できる」

恒松祐里が解説する『夢の中のメロディ』

 誰もがスマートフォンを持つようになり、いつでもどこでも映像に触れることができる時代の今、映像と共に需要が高まっているのが音声コンテンツだ。イヤーコンテンツ配信サイト「NUMA」では、木村多江主演『ブッダのように私は死んだ』、神木隆之介主演『恋侍』など、多彩なジャンルの作品が配信され話題となっている。そんな作品群の中に新たな名作として生み出されたのが恒松祐里が主演を務める『夢の中のメロディ』だ。

 “自称”オカルト部に所属する女子高生・紗友里(恒松祐里)と佐子(坂ノ上茜)が、盲目の転校生・美咲(河合優実)と距離を縮めていくにつれ、ある恐怖に巻き込まれていく。

 主演を務めた恒松に、本作の注目ポイント、映像と声だけの芝居の違いなど、話を聞いた。

声だけの芝居のポイント

ーー『夢の中のメロディ』事前に最終話まで聴きましたが、率直に怖かったです(笑)。

恒松祐里(以下、恒松):良かったです! 私も完成品を聴いたら本当に怖かったです。最初はイヤホンで聴いていたんですが、怖くて我慢できなくなって、スピーカーで家族がいるところで聴きました(笑)。

――もともとホラージャンルは得意ではない?

恒松:映画『貞子』や『呪怨』は怖すぎてまったく観られないです。演じる側なら何でもできるのですが……(笑)。

――本作の収録中は怖さはあまり感じず?

恒松:そうですね。共演者の皆さんの顔もしっかり見えて、明るい部屋での収録だったので大丈夫でした。ホラー作品などの場合、雰囲気を出すため……などの理由で実際の心霊スポットに訪れることもあるらしいですが、そんな状況だったら絶対収録できなかったです(笑)。

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ーー聴いてる側としては実際にその場所で話しているような臨場感がありました。映像はなく声だけなのに、紗友里の感情の変化もありありと伝わってきてすごいなと。

恒松:ラジオドラマは今までも何回かやらせていただいているのですが、何回演じても声だけのお芝居は難しいです。映像も含めてどんな作品でも役によって声は変えていて、今回の紗友里ちゃんは女子高生ならではの気だるさのようなものを特に意識していました。紗友里ちゃんは目的がないまま生きているというか。なんとなく日常を生きているからこそ、なにか異常な状況が起こったときに怖さを感じるのかと思いながらお芝居していました。

――本作の中でも佐子(坂ノ上茜)、美咲(河合優実)と兄(猪塚健太)では話す声のトーンに変化がありました。

恒松:多くの人が無意識のうちに声のトーンって使い分けていると思うんです。家族と話すときはちょっと低くなって、お仕事のときはちょっと高くなったり。紗友里もお兄ちゃんとはなすときは、「ちょっと!」と強気な声で、美咲ちゃんには「(かわいい雰囲気で)美咲ちゃん!」少し高めのトーンで。美咲ちゃんのことはまだ警戒している部分もあってどこかよそ行きというか、距離感がある声の使い方は意識していました。

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