ルカ・グァダニーノの短編ドキュメンタリーも無料上映 イタリア映画祭2021ラインナップ決定
5月13日より開催されるオンラインで開催される「イタリア映画祭2021」の上映期間延長とラインナップが発表された。
2001年より始まり、毎年春の恒例イベントとして今年で21回目の開催となる「イタリア映画祭」。5月13日から6月13日の1カ月間を予定していたオンライン上映だが、5月13日から6月13日までの1部、そして6月17日から7月18日までの2部にて構成されることになった。
1部では、新作10本、短編2本を上映。昨年のヴェネチア国際映画祭オープニング作品である、『ローマ法王になる日まで』『ワン・モア・ライフ!』のダニエーレ・ルケッティ最新作『靴ひも』は、『おとなの事情』『幸福なラザロ』のアルバ・ロルヴァケルと『シチリアーノ 裏切りの美学』『いつだってやめられる』シリーズのルイージ・ロ・カーショが夫婦役で共演する。
ジョルジョ・ディリッティ監督7年ぶりの長編4作目『私は隠れてしまいたかった』は、ゴッホの名前も引き合いに出されることもある20世紀素朴派の重要な存在であり孤高のイタリア人画家アントニオ・リガブエの数奇な生涯を描く。主演のリガブエを演じたエリオ・ジェルマーノは、本作でベルリン国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。
短編作品では、『君の名前で僕を呼んで』やドラマ『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』のルカ・グァダニーノ監督の短編ドキュメンタリー『フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!』、『いつだってやめられる』シリーズのシドニー・シビリア監督作『あなたの不幸はわたしの幸せ』が初上映される。短編2作はオンライン視聴の際に必要な朝日IDに登録すれば無料で視聴することができる。
2部のラインナップは、過去の映画祭で人気の高かった作品を中心に引き続き調整中。視聴料金の詳細や続報については、公式サイト、公式Twitterでの告知を予定している。
上映作品ラインナップ
『泣いたり笑ったり』
監督:シモーネ・ゴダノ
出演:アレッサンドロ・ガスマン、ジャズミン・トリンカ、ファブリツィオ・べンティヴォッリョ
『もしも叶うなら』
監督:ジネヴラ・エルカン
出演:リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルヴァケル
『ソーレ-太陽-』
監督:カルロ・シローニ
出演:サンドラ・ジマルスカ、クラウディオ・セガルッショ
『こどもたち』
監督:ジュゼッペ・ボニート
出演:パオラ・コルテッレージ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ステファノ・フレージ
『私は隠れてしまいたかった』
監督:ジョルジョ・ディリッティ
出演:エリオ・ジェルマーノ、オリヴェル・ヨーハン・エーヴィ
『悪の寓話』
監督:ディンノチェンツォ兄弟
出演:エリオ・ジェルマーノ、バルバラ・キキャレッリ
『我らの父よ』
監督:クラウディオ・ノーチェ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、バルバラ・ロンキ
『憎むなかれ』
監督:マウロ・マンチーニ
出演:アレッサンドロ・ガスマン、サラ・セッラヨッコ
『靴ひも』
監督:ダニエーレ・ルケッティ
出演:アルバ・ロルヴァケル、ルイージ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ
『略奪者たち』
監督:ピエトロ・カステッリット
出演:マッシモ・ポポリツィオ、マヌエーラ・マンドラッキア
『フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!』
監督:ルカ・グァダニーノ
『あなたの不幸はわたしの幸せ』
監督:シドニー・シビリア
出演:グレタ・スカラーノ、リーノ・グァンチャーレ
■開催情報
「イタリア映画祭2021」
1部:5月13日(木)~6月13日(日)オンライン上映
2部:6月17日(木)~7月18日(日)オンライン上映
主催:イタリア文化会館、朝日新聞社、イスティトゥート・ルーチェ・チネチッタ
特別後援:イタリア共和国大統領
後援:イタリア大使館
協賛:フェラガモ・ジャパン株式会社
公式サイト:http://www.asahi.com/italia/
公式Twitter:@italianfilmfes