吉岡里帆が疑似恋愛ミッションに挑む 『レンアイ漫画家』初回からフルスロットル展開に

『レンアイ漫画家』初回からフルスロットル

 夢なし、彼なし、お金なしのアラサーが恋愛漫画家の指示で様々な“恋愛ミッション”に挑むラブコメディ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)が4月8日から放送をスタートした。本作は、『モーニング』(講談社)で連載されていた山崎紗也夏の同名コミックが原作。主人公である風変わりな少女漫画家・刈部清一郎を鈴木亮平が、ダメ男ホイホイなヒロインの久遠あいこを吉岡里帆が演じ、第1話から怒涛の急展開を迎えた。

 葬儀屋で働いていたあいこは、たまたま初恋の人の葬儀に居合わせることになる。そこで初恋相手の兄である清一郎から少女漫画のネタのために疑似恋愛をする仕事を依頼された。相手を騙して恋愛することに躊躇し、はじめこそ断っていたあいこだが、破格の金を積まれつい引き受けることに。だがその裏には「誰かから期待されるのは久しぶりだから、がんばってみたくなった」という純粋な気持ちも潜んでいた。あいこはさっそく丸の内OLのフリをして、ラグビー好きのサラリーマン・早瀬(竜星涼)と出会うことに成功。徐々に距離を詰め、ついにデートにまでこぎつけたあいこだが、誠実な早瀬が本気であいこを好きなことに気付くと罪悪感でいっぱいになってしまう。結局あいこは、自分が丸の内OLでないことを早瀬にばらし、出会うために自分を取り繕っていたと告白。しかし早瀬はあいこに幻滅するどころか、「僕のためにそこまでがんばってくれてたなんて」と喜び、ふたりは晴れて交際することになった。

 そんな胸キュンストーリーの裏では、この恋愛を成功させるべく清一郎や、清一郎の担当編集である向後(片岡愛之助)の後押しが。あいこをラグビー好きの丸の内OLに仕立て上げるために向後はラグビーの知識を叩き込む。さらに疑似恋愛であり真実を伝えられないことにもどかしさを感じるあいこに、清一郎は「嘘もつきとおせば真実になる」などと背中を押すのだった。

 清一郎とあいこの関係も無視できない。身体を密着させてデッサンについて話し合ったり、今まで向後以外の誰にも触らせなかった原稿をあいこにだけ触らせるなど、ふたりもまた徐々に心の距離を縮めている。さらに清一郎の家に居候する甥っ子のレン(岩田琉聖)は早くもあいこに懐いているようだし、あいこの行きつけのカフェバー「2 STORY CAFE」の店長代理である二階堂(眞栄田郷敦)が早瀬のSNSの匂わせ投稿を見つけたことで物語が急展開を迎えるなど、『レンアイ漫画家』は初回からフルスロットルで駆け抜ける。随所に散りばめられた胸キュンポイントに癒されながら、あいこが“ミッション”を通してどんな恋愛をしていくのかに注目だ。

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