テイラー・キッチュ&ステファン・ジェームズ、『21ブリッジ』の撮影を振り返る

ルッソ兄弟、『21ブリッジ』を語る

 チャドウィック・ボーズマンが主演・プロデュースを務めた映画『21ブリッジ』。本作に出演したテイラー・キッチュとステファン・ジェームズ、及び製作を務めたルッソ兄弟のコメントが届いた。

 2020年8月28日、ガンのため43歳の若さで亡くなったボーズマンが主演を務めた本作は、ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つアンドレ刑事(チャドウィック・ボーズマン)が、孤立無援の中、街ぐるみの犯罪に挑むクライム・アクション・ミステリー。

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の監督ほか、多くのヒット作を手がけるジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ兄弟が製作を務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』などのブライアン・カークが監督を担当。共演には、『アメリカン・スナイパー』のミラー、『バトルシップ』のテイラー・キッチュ、『セッション』のJ・K・シモンズらが名を連ねている。

 親友の2人が起こした一夜の強盗事件をきっかけに物語が展開する本作。想定外の展開により警察官8名を殺害してしまう凶悪事件を引き起こしてしまうレイとマイケルを、『バトルシップ』のキッチュと『ビール・ストリートの恋人たち』のジェームズがそれぞれ演じている。

 キッチュが演じるレイとジェームズが演じるマイケルは、経験豊富な元軍人という役どころ。2人は戦術スキルを磨くため、ブルックリンのSWATチームと訓練した。『ローン・サバイバー』や『野蛮なやつら/SAVAGES』でもネイビーシールズと一緒に訓練した経験があるキッチュは、「子供の頃、山の麓でカウボーイやインディアンごっこをしていた。これまでに演じたいくつかのキャラクターのために、ネイビーシールズと訓練するという幸運にも恵まれてきた。だから、軍事的な面はかなり楽にこなせるほうなんだ」と打ち明け、「この映画は多くの展開とひねりがある過酷な映画だ。でも、同時に、キャラクターたちと彼らを駆り立てるものを、徹底的に掘り下げている。アクションも最近の多くの映画では見られないキャラクター主導だ。誰もが、自分の決定と動機に基づいて動いている」と本作の見どころを語っている。まだ彼がTVシリーズで活躍していた頃からのファンだという製作のジョー・ルッソは、「テイラーにはいつも素晴らしい存在感がある。この映画でも、彼は複雑な人物に見事に命を吹き込んでいる」と彼の演技に太鼓判を推している。

 また、ジェームズ演じるマイケルは、カーク監督曰くボーズマン演じるアンドレ刑事と「この映画の核となる関係」であり「表裏一体」の重要なキャラクター。アンドレ刑事との緊迫感溢れる逃走劇を演じるジェームズは、「セットではいつも、NYPDやSWATの顧問の知恵を借りていたよ。警官にはどうすれば効果があるのか。肉体的なことだけじゃなく、感情的なことについてもね」と撮影を振り返る。製作のアンソニー・ルッソは、「ステファンはマイケルに大きな感情と深さをもたらしている。この映画で、彼はスーパースターダムへと大躍進することだろう」とコメントした。

■公開情報
『21ブリッジ』
4⽉9⽇(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給:ショウゲート
2019/中国・アメリカ/99分/原題:21 Bridges
(c)2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:21bridges.jp
公式Twitter:@21bridges_jp
公式Facebook:https://www.facebook.com/21Bridgesmoviejp

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