武井咲、『黒革の手帖~拐帯行~』でのドラマ復帰を語る 「今はドキドキでいっぱい」

武井咲がドラマ復帰について語る

 武井咲のドラマ復帰作となる『黒革の手帖~拐帯行~』が、1月7日20時よりテレビ朝日系で放送される。

 本作は、2017年の夏に武井主演で再びドラマ化された、松本清張原作『黒革の手帖』の続編。1958年に松本清張が発表した短編小説『拐帯行』をもとに、古都・金沢で“稀代の悪女”が躍動。すべてを失った女が、再び頂点を目指し、はい上がっていく。

 3年ぶりに復活する本作は、武井にとっても記念すべきドラマ復帰作となる。メガバンクから横領した1億8千万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の頂点に上り詰めた元子だったが、連ドラ最終回では彼女のもとへも警察の手が。自らの野望のためだけに突き進んだ若きママが、ついにどん底へと転落してしまった。そして3年の時が経ち、時代は平成から令和に。刑期を終えた元子が、新たなスタートを切るところから物語は始まる。

 今作には、仲里依紗演じる元子のライバルでもあるホステス・山田波子、高畑淳子演じる『楢林クリニック』の看護師長であり、院長・楢林謙治の愛人でもあった中岡市子、そして高嶋政伸演じる『上星ゼミナール』の理事長で元子とは浅からぬ縁のある橋田常雄といった、連ドラでも強烈な存在感を放っていたキャスト陣が再登場。ますますパワーアップした姿で、元子の前に現れる。

 さらに、渡部篤郎演じる総売上1千億円を誇る神代ソリューションズのCEO・神代周吾をはじめ、毎熊克哉演じる派遣社員の森村隆志、安達祐実演じる金沢の高級クラブ『アルテローズ』のママ・板橋レイナ、風間杜夫演じる男性・佐藤良樹も、元子の人生に大きな影響を及ぼしていく。

 そして今回、放送に伴い武井からコメントが到着。「もちろん『自信を持ってお届けできる!』という気持ちではあるのですが、作品って皆さんに受け取っていただいて初めて成立するものでもあるので、私個人としては、やはり不安な思いや怖いなという思いもあって、今はドキドキでいっぱいです」と率直な気持ちを明かしている。

武井咲(原口元子役)コメント

3年ぶりとなる『黒革の手帖』を、いよいよ皆さんにお届けする日がやってきました。
もちろん「自信を持ってお届けできる!」という気持ちではあるのですが、作品って皆さんに受け取っていただいて初めて成立するものでもあるので、私個人としては、やはり不安な思いや怖いなという思いもあって、今はドキドキでいっぱいです。
今回、こうして再び原口元子を演じて、松本清張作品が代々受け継がれている理由や魅力を再確認できましたし、元子って“悪女”なのに、演じていてこんなにも気持ちがいいものだったんだ、とあらためて感じることができました。幅広い世代の方々が、それぞれの年代でどのようにこの作品を受け取ってくださるのか、その反応をまたお聞かせいただけるのが楽しみです。
『黒革の手帖』は、私の人生の大事なポイントで携わらせていただいてきた、とても大切な作品。ドン底まで落ちたはずの元子がまた這い上がってくる様を、楽しんで演じることができました。皆さんも、そんな元子の姿を見て楽しみ、そしてパワーをもらっていただけたらうれしいです。
2021年という新しい年が始まりました。大変な年だった2020年から、まだまだ大きく変わることはないかもしれませんが、この状況にしっかりと向き合って、少しでもポジティブに、そして優しい気持ちを持ちながら日々を過ごしていけたら、と思います。

■放送情報
『黒革の手帖~拐帯行~』
テレビ朝日系にて、1月7日(木)20:00~放送
出演:武井咲、渡部篤郎、毎熊克哉、安達祐実、風間杜夫
原作:松本清張『拐帯行』(新潮文庫『黒地の絵 傑作短編集〔ニ〕』所収)
脚本:浅野妙子
主題歌:福山雅治「聖域」(アミューズ/ユニバーサルJ)
音楽:ワンミュージック
監督:片山修
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

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