財務大臣と秘書軍団の行く末はどうなる? 『七人の秘書』最終話の注目ポイント

『七人の秘書』最終話の注目ポイント

 黒子である秘書の暗躍を描いたお仕事ドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)が12月10日についに最終話を迎える。元も現役も含め、7名の経済界や政界トップの秘書が連携し、各所に蔓延る悪をこらしめる勧善懲悪ストーリーで1話完結型として、回を追うごとに視聴率を伸ばし続けてきた。

 最終話の見どころは何と言っても、裏のフィクサーでラスボス・財務大臣の粟田口十三(岸部一徳)と秘書軍団との闘いの行方だ。

 彼らの関係に大きな展開が見られたのが先週だった。秘書集団の元締めでありラーメン屋店主の萬(江口洋介)と家政婦・鰐淵五月(室井滋)の2人は過去に粟田口の秘書を務めていた。そして、今粟田口の秘書として窮地に立たされているのがパク・サラン(シム・ウンギョン)だ。彼の悪事を暴こうと画策した結果、階段から突き落とされ負傷してしまった。どうやら粟田口も“七人の秘書”の存在に気がついているどころか、各人についても調べがついているようだ。

 そして、粟田口の周囲に潜り込んでいる人物がもう1人明らかになるー何と失踪中の千代(木村文乃)の兄の一男(マキタスポーツ)だ。

 これまで作中で千代の回想シーンと写真でのみの登場だった一男の“今”の姿が初めて見られた。一男が線路に入って死のうとするのを「地べたを這いつくばってでも生きてよ」と千代が止めるシーンがこれまで幾度となく流れていたが、一体その裏に何があったのか。おそらく一男をそこまで追い込んだ理由にも粟田口が絡んでいるのだろう。しかし一男もなぜ、萬にも千代にも黙って姿をくらまし、粟田口の運転手になったのか。2人にも話せないような粟田口の秘密を握っているのだろうか。

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