大泉洋主演『騙し絵の牙』新公開日が2021年3月26日に決定 スタッフが再集結し撮影したSP映像も
新型コロナウイルスの影響で公開延期となっていた大泉洋主演映画『騙し絵の牙』の新たな公開日が2021年3月26日に決定し、あわせてスペシャル映像が公開された。
本作は、『罪の声』の塩田武士が、「大泉洋」を主人公に当て書きし、表紙モデルにも起用したベストセラー小説を、大泉を主演に迎えて映画化するもの。『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八が監督を務め、『天空の蜂』の楠野一郎と共に、監督自ら脚本も手がける。
そのほか、大泉と映画初共演で吉田組の参加は『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優や、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼らが集結した。
公開されたスペシャル映像では、暗い映画館の座席に座っている大泉の姿が。スポットライトが当たると立ち上がり、カメラ目線で「大泉洋です。ちょっとだけ未来に来ています。今日は2021年3月26日。私の主演映画『騙し絵の牙』公開初日です」「色々とあって公開が遅れましたが、ご安心ください。1年熟成でちょうど今が食べごろです。私はここ3月26日でみなさんをずっとお待ちしております」と、未来の大泉が語りかける。
今回の映像は、新・公開日決定のアナウンスのために、大泉を主演に迎え、吉田監督が企画・演出し、撮影・照明・録音に本作のスタッフが再集結。本編と同じカメラを使用して11月下旬に撮影し、急ピッチで完成させた。撮影は、全10カットをテストと本番を重ねながらの順撮り。立ち位置、目線、話すスピード、タイミングなどを確認しながら進められ、大泉はセットチェンジ中にもセリフの練習を重ね、監督はモニターと大泉の間を何度も行き来して相談&指示し、時にカメラマンからも目線の指示が飛ぶなど、緊張感漲る中、約2時間をかけて行われた。
撮影を終えた後の大泉は「久しぶりの監督の緻密な演出にピリッとした(映画本編)撮影中を思い出しました。久々に相当細かく言われました(笑)」と吉田監督の緻密な演出に対してぼやきが止まらず、「俺も自分で良くやったなと思います」と自分の頑張りを笑いを交えながら振り返った。一方の監督は、「なんとか僕たちの気合いを形にしたくて(中略)誰も気づかないでしょうが勝手にTENETも意識しつつ」と、1年ぶりに大泉を演出した撮影はスムーズに進んだとコメントしている。
また、新公開日決定に伴い、これまでの予告をバージョンアップさせた新予告も公開。騙し合いが続く映像の最後、未来で待つ大泉が画面を突き破り、「公開決定! これだけは信じて!」と観客に訴えている。
また、12月4日からムビチケオンライン前売り券の発売が開始された。
大泉洋 コメント
撮影を終えての感想
今年は夏に連ドラと舞台を終えてからしばらくお芝居をせずバラエティばかりに出ていたので、久しぶりの監督の緻密な演出に(映画本編)撮影中のピリッとした感じを思い出しました。監督からも「久々じゃないですか? こういう細かいこと言われるの」と言われて……。自分でもよくやったなと思います(笑)。
公開を待つファンへひと言
お待たせした分、より期待値が上がっているのではないでしょうか。みなさん、色々な思いでご覧になることかと思いますが、3月26日に公開になるというのは、そのほうがこの映画にとって良い運命だったのかもしれません。
是非、待ちに待った分存分に楽しんでいただければと思っております。
吉田大八監督 コメント
新公開日決定にあたり、なんとか僕たちの気合いを形にしたくて大泉さんと相談した結果、こんなものができました。楽しんでいただければ幸いです。
誰も気づかないでしょうが勝手にTENETも意識しつつ、一年ぶりの再会とは思えないくらい撮影もスムーズに進みました。
厳しい冬を乗り切れば明るい春が来ると信じて、無事に皆さんと劇場でお会いできる日を心待ちにしています。
■公開情報
『騙し絵の牙』
2021年3月26日(金)全国ロードショー
出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、坪倉由幸、和田聰宏、石橋けい、森優作、後藤剛範、中野英樹、赤間麻里子、山本學、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市
監督:吉田大八
脚本:楠野一郎、吉田大八
原作:塩田武士『騙し絵の牙』(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:松竹
(c)2021「騙し絵の牙」製作委員会
公式サイト:movies.shochiku.co.jp/damashienokiba/
公式Twitter @damashienokiba