「イタリア映画祭2020」リアル&オンライン開催決定 フェルザン・オズペテク監督作など上映

「イタリア映画祭2020」開催決定

 新型コロナウイルスの影響で延期となった「イタリア映画祭2020」が、11月13日から12月20日までオンライン上とイタリア文化会館アニェッリホールにて開催されることが決定した。

 「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年の春に始まり、毎年1万人を超える観客が訪れる恒例イベントとなったイタリア映画祭は今年で20回目の節目を迎える。一時は完全中止が危ぶまれたが継続方法を模索、オンラインと現地のハイブリット開催が決定した。当初予定していたプログラムは改められ、『幸運の女神』 『オール・マイ・クレイジー・ラブ』 『きっと大丈夫』の3作が現地で上映される。

 『幸運の女神』は名匠フェルザン・オズペテク監督がステファノ・アッコルシ、エドアルド・レオ、ジャズミン・トリンカら豪華キャストを迎えたドラマ。本作でトリンカは、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞を受賞した。

 『オール・マイ・クレイジー・ラブ』はアカデミー賞受賞監督のガブリエーレ・サルヴァトーレス監督による、奔放な父と自閉症の息子の愛情ほとばしるロードムービー。昨年のヴェネチア国際映画祭の特別招待作品に選ばれた。

 『きっと大丈夫』は、フランチェスコ・ブルーニ監督の最新作。現在開催中の第15回ローマ国際映画祭ではクロージング作品としてプレミア上映される。主演を『家の鍵』のキム・ロッシ・スチュアートが務める。

 11月13日、14日に行われるリアル上映は、チケット販売は行わず無料での事前応募制となり、応募方法は映画祭公式サイトより確認できる。リアル上映でトークイベントの開催も予定している。

 オンライン上映は、11月20日から12月20日までの1カ月期間限定で開催。ラインナップの詳細は追って発表となるが、日本ではこの機会でしか観ることのできない、イタリアを代表する名優たちの出演作やコメディ作品、短編などバラエティに富んだ未公開作品のセレクトを予定している。作品情報や続報は、公式サイトおよび公式Twitterで発信される。

『きっと大丈夫』
『オール・マイ・クレイジー・ラブ』

■開催情報
「イタリア映画祭2020」
11月13日(金)〜12月20日(日)まで開催
<リアル上映>
11月13日(金)、11月14日(土)イタリア文化会館アニェッリホールにて開催
料金:無料
イタリア映画祭公式HPから申込で抽選により当選。(申込は11月4日まで)

<オンライン上映>
11月20日(金)〜12月20日(日)開催
主催:イタリア文化会館、朝日新聞社、イスティトゥート・ルーチェ・チネチッタ
後援:イタリア大使館
協賛:フェラガモ・ジャパン株式会社

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