中丸雄一のユニークなアイデアが全開に 『中丸君の楽しい時間4』公開ゲネプロ&取材会レポート
公開ゲネプロ終了後には、取材会が行なわれた。「もともと1年か1年半くらいのペースで(『中丸君の楽しい時間』を)やりたいなと思っていたので、頻度的には希望通り」と話しつつ、「大阪公演は無事に終わったんですけど、コロナは今もなお心配はあります。グローブ座さんが引くくらい、感染予防対策もちゃんとやってます。いつもだったらケータリングサービスもお願いするんですが、そういうのも一切やっていません」と徹底した対策を行なっていると宣言。
続けて、作品の中で4が嫌いという設定を受けた中丸は「本当に4が嫌いで。3が終わったときには4を飛ばして5をやるって宣言していたんですよ。海外とかでも嫌な数字を避ける傾向があるらしいので。でも『資料用で残すから、何年、何十年後にこの舞台のことを調べた時に、4がないと混乱が起きる』と言われて、致し方なく4にしました。4にするんだったらどういう内容にしようかって考えたときに、4を避けるという構想になりました」と、この舞台の誕生秘話を語った。
さらに「新しい生活様式」を取り入れたコーナーについても、「僕が好きで、いつもこの舞台はお客さんの中から突然出てくるっていう演出をやってるんですけど、このご時世だとそういうこともできない。じゃあどうやって(観客との距離を)近く感じるかなと考えて。あと今回初めて配信をやったんですけど、そこでも活きる何かがないかなって」と舞台裏を明かした。
東京公演よりも10分ほど尺が長かったという大阪公演についても。「お客さんの席が半数だから、反応も半分。それが『つまんないのかな』ってネガティブな方に引っ張られました。施設内に入ったら基本私語禁止なんですよ。これがじわじわ効いていて。舞台が始まるまで友達と横で話して待つことが一切できない。1時間くらい無の時間があるんです。温まってる状態とそうじゃない状態の差を感じました。大阪の初日の始まり10分くらいは、空気が想定外すぎて大変でした。開始15分くらいで泣きそうになりましたが、それを経験しての改善をしています」と今の時期の舞台だからこその感想を漏らす。
舞台の中で一番観てほしいと中丸が語るのは、最後の「影絵」コーナー。「レーザー演出っていうのは毎回やってるんですけど、今回は複雑。数秒差の調整とか難しかったです」、「レーザーの演出も基本的にはやりたいことを自分で考えて提案して、スタッフさんと作っています」とポイントをプッシュした。
そんな中丸の器用さが感じられたのは、スタッフから「エロに対抗できるのはエロしかない」と助言を受けたという「S-1グランプリ」について話したとき。「空き時間に何度か練習したくらい。最初は1分6秒とかだったんですが、毎日やったらタイムが短くなるなって。30秒台いったらいいかな。ギネスにも載りたくて、今後チャレンジしてみたい。(ギネスに載るということで)ジャニーさんと肩を並べることになりますね」と意欲を見せつつも、「いざ(本番が)始まってみるとめちゃめちゃ恥ずかしい。友人とか親を呼べない」と、心境を明かす。
最後は、「僕らは100%感染予防対策をやっていますが、来てくれるお客様も努力がないと危なくて。大阪はお客さんも協力してくれて感謝しています。1人でも感染者が出ちゃうと、この舞台はもちろん、演劇界、ライブへの影響もあると思う。会場に来られる方は楽しんでもらいたいですが、前提にしっかり協力してもらいたいなと思います」と来場者へのメッセージを送った。
■開催情報
『中丸君の楽しい時間4』
【東京公演】2020年9月15日(火)~10月4日(日)、東京グローブ座にて開催(全27回)
構成・演出/出演:中丸雄一
主催・企画製作:東京グローブ座
公式サイト:https://www.tanoshii-jikan.com/
■配信情報
2020年9月22日(火・祝)18:00~
※見逃し配信:9月24日(木)23:59まで
※9月20日(日)18:00公演を収録生配信
2020年9月27日(日)18:00~
※見逃し配信:9月29日(火)23:59まで
※生配信。
※ファンクラブ会員限定視聴チケット/一般視聴チケット、どちらを購入しても本編終了後に特典映像&SPECIAL TALKの視聴が可能
◇2020年10月6日(火)18:00~
※見逃し配信:10月8日(木)23:59まで
※10月4日(日)18:00公演を収録生配信
視聴チケット販売期間:2020年9月8日(火)18:00~各回、見逃し配信終了2時間前まで
配信サイト:https://online.johnnys-net.jp/