清原果耶、運命に翻弄される女子高生役で山崎賢人主演『夏への扉』出演 藤木直人はロボット役に

清原果耶&藤木直人、山崎賢人主演作に出演

 清原果耶と藤木直人が、山崎賢人主演映画『夏への扉』に出演することが決定した。

ロバート・A・ハインライン/福島正実訳『夏への扉』(ハヤカワ文庫)

 本作は、1956年にアメリカで発表されて以来、SF小説として世界中で人気を誇るロバート・A・ハインラインの『夏への扉』を初めて実写映画化するもの。舞台を日本に再構築し、1995年から2025年へ時を超え、人生のすべてを奪われたロボット科学者が未来を取り戻す冒険物語として蘇る。

 主演を務める山崎は、孤独な科学者・高倉宗一郎役で、騙され奪われた研究の結晶ともいえるロボットや会社、大切な人を30年の年月を超えて取り戻しにいく。メガホンを取るのは、『坂道のアポロン』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などを手がけ、映画長編デビュー作『ソラニン』から10年目の三木孝浩。

 清原は、宗一郎の恩人であり養父の松下の娘で、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う松下璃子を演じる。

 藤木直人は、2025年のヒューマノイドロボット・PETE(ピート)役を務める。PETEは未来を変えようとする宗一郎を支える、装置の異常で好奇心をもってしまったヒューマノイドロボットというキャラクターだ。

 出演が決定した清原と藤木、三木監督からはコメントが寄せられている。

コメント

清原果耶

仕事を始めて最初の映画の現場が三木監督の作品だったので、また監督とご一緒させて頂ける事がとても嬉しかったです。
あの頃は右も左も分からないまま監督のお話を聞いていましたが、今回は少しずつでも作品に歩み寄って撮れたら良いなと思いながら撮影に臨みました。
健気でしっかりしていて、所々にあどけなさが残る璃子ちゃんは演じていて微笑ましく思えるような女の子でした。
山崎さん演じる宗一郎との関係性が温かくもほろ苦く染みる日々を、一時も逃さずに観て頂ければ幸いです。

藤木直人

今年で役者を始めて25年になりますが、そんな僕に驚きのオファーが。なんとロボット役。
でも人間のようだけど実はロボットっていう設定だと聞き、それならとお引き受けして監督に会いに行った所、その場にいらっしゃったのはロボットパフォーマーの方……。
2度とないであろうロボット役、楽しめれば良かったんですがそんな余裕もなく(笑)、現場で試行錯誤しながら演じていました。以前連ドラで共演した山崎賢人君と、ある意味ロードムービー的な? バディもの的な? 作品で再びご一緒できて嬉しかったです。

三木孝浩監督

清原果耶ちゃんは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に出演してもらった時の、短いシーンながら胸に刺さるとても魅力的なお芝居を鮮烈に覚えていて、その時「いつかヒロイン役をやってね」と約束してたのですが、やっと念願叶って果たすことが出来て本当に嬉しいです!
彼女が璃子というキャラクターに込めた芯の強さ、その想いの熱量は山崎賢人くん演じる宗一郎を何度でも立ち上がらせる原動力となり、映画そのものも推進する重要な役を清廉に演じてくれました。
藤木直人さんは、ヒューマノイドのPETE役というとても難易度の高い役どころだったのですが、端正なルックスとスタイルを逆に活かしてユーモア&愛嬌たっぷりに演じていただきました。
未知なるキャラクターを現場で藤木さんと一緒に試行錯誤しながら創り上げていく作業は困難さよりも楽しさが上回って、何より藤木さんの、演出に対するリターンの的確さと身体能力の高さに感嘆しました。
宗一郎のバディとして、この物語の中で軽やかに躍動する姿を是非早く皆さんに見ていただきたいです!

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■公開情報
『夏への扉』
2021年全国ロードショー
出演:山崎賢人、清原果耶、藤木直人
監督:三木孝浩
脚本:菅野友恵
原作:ロバート・A・ハインライン/福島正実訳『夏への扉』(ハヤカワ文庫)
配給:東宝=アニプレックス
(c)2021「夏への扉」製作委員会

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる