『インターステラー』IMAX上映は見逃せない! 宇宙空間を切り取ったノーランの右腕の存在

『インターステラー』IMAX上映は見逃せない! 宇宙空間を切り取ったノーランの右腕の存在

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、数学I・Aで宇宙飛行士への夢を諦めた安田がIMAXでリバイバル中の『インターステラー』をプッシュします。

『インターステラー』

 いよいよ『テネット TENET』公開まで2週間を切り、夏のノーラン祭りとして始まった本リバイバル上映も最後の作品を残すのみとなりました。

 食糧難で荒廃した近未来が舞台の本作。人類の絶滅を回避するため、NASAの極秘計画として、地球を離れ新たな居住可能惑星探索を行うためワームホールを通過し、別の銀河系へと有人惑星間航行する宇宙飛行士のチームの姿が描かれます。

 ノーベル賞受賞の物理学者キップ・ソーンを科学監修に立て作られた本作は、相対性理論をはじめ、ブラックホールの原理、第5次元の存在など難解が科学用語が多々登場します。しかし本作は、ただ難解なSF映画にとどまりません。きちんとした科学考証を抑えながらも、家族の絆と愛という一見科学とは対立関係にもあるテーマを見事に融合させ、万人に理解を得るストーリーへと昇華されています。

 日本中のノーランファンからリバイバルを熱望された『インターステラー』。宇宙を舞台にした壮大な物語である本作は、確かにノーラン監督の作品の中でも特にIMAXと相性がいい作品とも言えるでしょう。例えば、大きく映された土星の近くをエンデュランス号が通り抜けるシーンや、ガルガンチュアに接近するシーン。星やブラックホールが画面いっぱい映され、豆粒のようなエンデュランス号との対比が、宇宙空間の神秘性を表現するシーンです。こういった画面設計は、テレビ画面ではなく大スクリーンで観るにふさわしく、月並みですが、“まるで宇宙空間にいるような映像体験”に一役買っています。

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