King Gnu 井口理、『MIU404』で地上波ドラマ初出演 りょう&塚本晋也もゲストに
8月7日放送のTBS金曜ドラマ『MIU404』第7話に、りょう、塚本晋也、井口理(King Gnu)が出演することが発表された。
綾野剛と星野源が2017年10月期放送の『コウノドリ』以来、2年半ぶりに共演を果たす本作は、1話完結のオリジナルドラマ。脚本を野木亜紀子、プロデュースを新井順子、監督を塚原あゆ子がそれぞれ務め、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)以来の再タッグを組んでいる。警察内部で“何でも屋”と揶揄されながらも、犯人逮捕にすべてを懸ける初動捜査のプロフェッショナルである「機動捜査隊」(通称:機捜)が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す模様を描く。
第7話「現在地」では、様々な問題を抱え、トランクルームに集う人々の物語が描かれる。トランクルーム内で男性の遺体が発見されるという事件が起き、初動捜査に駆けつけた伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が目にしたのは、トランクルームの中で猫砂の山に埋まっている死体。他のトランクルームの利用者に事情聴取を行うと、ある出来事が判明する。
りょうが本作で演じるのは、トランクルームの利用者の1人でコスプレイヤーのジュリ。妖艶な衣装を身に纏い、謎多き人物を演じる。塚本が演じるのは、トランクルームに住んでいる男・倉田靖典。倉田もジュリと同じくトランクルームを借りている1人だが、伊吹と志摩が聴取を行うと、死体で発見された男と関係があると判明する。
そして地上波ドラマ初出演となるKing Gnuでボーカル兼キーボードを担当している井口が、伊吹と志摩に自転車でメロンパンを配達するデリバリー配達員・飛田役で登場。ほかにもBABYMETALが大好きな家出少女のスゥ役の原菜乃華やモア役の長見玲亜、トランクルームの管理人役で瀧川英次が出演する。
コメント
りょう
これまで演じたことがない役柄に挑戦させていただける新しい出会いと、台本がもたらす人物の心情の深さに魅力を感じました。繊細で複雑な表現が必要な題材を、リアルな現実に落とし込むエンターテインメントとでも言いましょうか。その絶妙なバランスに、役者としての想像力を掻き立てられました。
男と女、善人と悪人、現実と空想。いとも簡単に振り分けられてしまうこの世の中では、
社会の片隅で否応無しに、選択を迫られ追い詰められる人たちがいます。
社会に埋もれて生きている役柄は大変難しいものでしたが、皆様の心の底にある「少し分かるかも」という共感力とともに、ジュリという人間の悲哀や複雑さや可愛らしさに萌えていただけたらと思います。
塚本晋也
出演依頼のお電話をいただいたのは、長かった自粛期間のあと。実力派の方々のドラマでコロナの憂鬱が吹き飛ぶようでした。綾野剛さん、星野源さん、菅田将暉さん、自然体の弾ける演技がキラキラしています。僕の監督作品で俳優デビューしたりょうさんとの共演も久しぶりでうれしかった。サプライズのゲスト井口理さんにも口元が緩んでしまいます。毎回、現代に潜む大事なテーマ、見過ごされてしまいそうな個人の尊厳まで描かれていて、はっとさせられます。予測不可能なエンターテインメントを堪能しながら、強いメッセージ、大切な宝物を感じていただけましたら。
井口 理(King Gnu)
以前から(綾野)剛さんとは友人として仲良くさせていただいて、「お芝居をやりたい」と相談していたんです。「そんなにやりたいなら(撮影を)見に来たら」と誘っていただいて、第1話のカーアクションのシーンを見学しに行きました。そのときは勉強したいという気持ちだけで見学していて、まさか出演のお話をいただけるとは思っていなかったので、単純にうれしかったですし、面白いことになったとワクワクしましたね。『MIU404』を毎回見ていて、回を追うごとに面白くなっていますよね。毎週楽しみです。エンターテインメントですが、犯罪に追い込まれてしまう人々もそうだし、事件を追う人間たちのドラマもきちんと描かれていて、すべてが詰まっている作品だと思います。今回は僕が演じた飛田の役も含めてコミカルなところがあります。出前の配達員で、単純作業が好きなところは僕にも通じるところがあって、すごく緊張したけれど自然に演じられたと思うので、ぜひ見ていただければと思います。
■放送情報
金曜ドラマ『MIU404』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:綾野剛、星野源、岡田健史、橋本じゅん、黒川智花、渡邊圭祐、金井勇太、生瀬勝久、麻生久美子、黒川智花
脚本:野木亜紀子
演出:塚原あゆ子、竹村謙太郎、加藤尚樹
プロデュース:新井順子
音楽:得田真裕
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS