柳ゆり菜、『探偵・由利麟太郎』ホステス役を語る 「どう演じようかと最初はとても悩みました」

柳ゆり菜、『探偵・由利麟太郎』を語る

 カンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜21時より放送中の吉川晃司主演ドラマ『探偵・由利麟太郎』。6月23日放送の第2話にゲスト出演する柳ゆり菜のコメントが到着した。

 本作は、吉川演じる白髪の名探偵・由利麟太郎が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助(志尊淳)とバディを組み、数々の奇怪な難事件に挑む横溝正史原作のホラーミステリー。

 第2話にゲスト出演する柳が演じるのは、祇園のクラブ「マダム・シルク」のホステス・神崎美沙子。きつい性格で、同じ店で働くホステスの吉岡エマ(水上京香)を強く敵視し、いじめる存在だ。一方、エマは、得体の知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされ、心を病み、血まみれの女性の幻覚を見るなど、何かにとりつかれたように、意味不明な言動を繰り返す。そんなエマに嫌気がさした美沙子は、エマを「男の気をひいている虚言女」と激しく罵倒する。

 エマの恋人である五月翔太(赤楚衛二)が、美沙子の元恋人であるなど、複雑な恋愛関係もあり、ドロドロとした愛憎劇が展開される。そしてある日、何者かに腕を切断された美沙子の遺体が発見される。

 柳は、抜群のスタイルでグラビアアイドルとして活躍。女優としても、映画『うわこい』(2014年)で映画初出演・初主演に抜擢され、同年のNHK連続テレビ小説『マッサン』(2014年)で演じたモデル役でさらなる注目を集め、映画やドラマに途切れることなく出演が続いている。さまざまな役を演じる一方、性格のきつい女の子のオファーが多いと笑う柳が、ドラマの見どころを語った。

柳ゆり菜 コメント

ドラマの企画・台本を読んだ時の感想

すごく難しいなと思いました。妄想なのか、現実なのか、よくわからないシーンもあって、難解な台本だなと。性格のきつい女の子のオファーをいただくことが多いのですが(笑)、その中でも上位に入るくらいのきつい女の子でした。どう演じようかと最初はとても悩みました。

演じた美沙子をどんな人物だと思うか

とても強い女の子で…嫌な女の子なんですけど、嫌な女の子に“なってしまった子”なんじゃないかなというイメージで演じていました。エマちゃん(水上京香)みたいなかわいくて、か弱い女の子が周りにいると、どうしても強い女の子って、意地悪な役回りになってしまう瞬間があるんじゃないかなと思いました。根っから悪い子というよりは、性格の強さゆえに、だんだん周りの態度とかそういった要素もあって、自分が嫌な女になっていってしまった。そういうイメージです。

横溝ミステリー、この作品の魅力

ただ怖いだけではなくて、ゾワっと下から這い上がってくるような摩訶不思議な怖さがある作品だと思います。人が持つ怖さや、摩訶不思議な怖さ、悲しみを含んだ怖さ等、事件を解決していくことで分かる単純ではない様々な「怖い」部分に胸が締め付けられます。

京都での撮影について

京都には撮影で来させていただくことが多いので、なんとなく懐かしいなというか、帰ってきたなという感じになります。(笑)

志尊淳の印象

何度か共演させていただいていますが、志尊くんは柔らかいキュートフェイスに鋭い牙も持っていて、正反対の魅力が合わさっている俳優さんだと思います。今回、共演シーンが少なかったので、OAがとても楽しみです!

性格のきつい役を演じることについて

演じている時は、思いっきり感情を発散するので、スッキリするというか、スカッとはするんです。ただ、意地悪をする理由はきっとあると思うんですけど、人を傷つける瞬間が多いので、あとでちょっとした自己嫌悪になってしまうこともあります(笑)。

第2話の見どころ、注目してほしいポイントなど視聴者へメッセージ

由利麟太郎作品の中でも、特に怖い回だと監督に伺いました。恐ろしいシーンも不思議なシーンも多いお話だと思います。ぞくぞくしながら、でもどんどん引き込まれていく内容になっております。ミステリーの世界を楽しんでいただけるドラマだと思うので、ぜひ期待してご覧ください。

■放送情報
『探偵・由利麟太郎』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00~21:54放送
原作:横溝正史『由利麟太郎シリーズ』(角川文庫刊、柏書房刊)
出演:吉川晃司、志尊淳、木本武宏、どんぐり、田辺誠一
ゲスト出演:新川優愛、水上京香、村川絵梨、浅利陽介、高岡早紀、大鶴義丹、鈴木一真、吉谷彩子、佐野岳、板尾創路ほか
脚本:小林弘利
演出・プロデュース:木村弥寿彦(カンテレ)
プロデューサー:萩原崇(カンテレ)、森井敦(東映京都撮影所)、福島一貴(東映京都撮影所)
メインテーマ・エンディングテーマ:吉川晃司 
メインテーマ:「Brave Arrow」
エンディングテーマ:「焚き火」
発売元:ワーナーミュージック・ジャパン
音楽:ワンミュージック
制作協力:東映京都撮影所
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ

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