朝倉あき、ヨーロッパ企画『ドロステのはてで僕ら』ヒロイン役に 撮影の様子捉えた特報映像も

朝倉あき、ヨーロッパ企画『ドロステのはてで僕ら』ヒロイン役に 撮影の様子捉えた特報映像も

 4月25日に公開となる人気劇団・ ヨーロッパ企画初のオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』に、ヒロイン役で朝倉あきが出演することが決定し、あわせて特報映像が公開された。

 本作は、京都を拠点に活動を続け、毎年の本公演では1万5千人を動員する人気劇団ヨーロッパ企画が、劇団として取り組む初のオリジナル長編映画。雑居ビルのカフェを舞台に、2分先の未来が見える“タイムテレビ”を巡る騒動を描いたエクストリーム時間SF。原案・脚本は、上田誠。監督は、ヨーロッパ企画の映像ディレクター、山口淳太が務める。ヨーロッパ企画のメンバーはもちろんのこと、藤谷理子が出演する。

 本作でヒロインのメグミを演じることになった朝倉は、『かぐや姫の物語』『四月の永い夢』『七つの会議』『仮面病棟』などで知られ、今回ヨーロッパ企画とは初タッグとなる。

 公開された特報映像は、撮影現場の風景を捉えたもの。エクストリーム時間SFというジャンルが示す通り難解なタイムテレビを解説する姿から始まり、膨大なセリフを伴う長回しカットが途中でカットされるところまでを切り取っている。

映画『ドロステのはてで僕ら』特報映像

 また、本作の完成及び国内外での上映に向けたクラウドファンディングの実施も決定。クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にて、2月29日0時よりスタートする。エンドロールへのクレジット掲載のほか、メイキング動画、上田のメモ入り台本PDFや、角田のイラスト入り特製Tシャツなど、様々なリターン(特典)が用意されている。

 また、本作の公開を記念して、4月4日から24日までの間、下北沢トリウッドにてヨーロッパ企画の舞台を映画化した人気作『サマータイムマシン・ブルース』と、劇団代表の上田が脚本を担当した人気アニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の上映が決定した。

 朝倉、主演の土佐和成、上田、山口監督からはコメントも公開された。

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コメント

朝倉あき(メグミ役)

ヨーロッパ企画さんの存在を知ったのは、映画『曲がれ!スプーン』がきっかけでした。
その後、舞台のDVDは面白く拝見していたので、こうしてご縁をいただけたことに、とても驚いています。出演にあたって、みなさんの輪の中に溶け込めるかどうかの不安はありましたが、私が演じるメグミは“巻き込まれ型”のキャラクターでしたので、そのまま身を委ねさせていただこうかと……。
そして、リハーサルが「こんなに楽しんじゃっていいのかな?」と思うほど、とにかく楽しいです。現場でみなさんのお芝居を拝見すると、掛け合いの面白さがダイレクトに伝わってきて、それをみなさんがナチュラルに受け止めていらっしゃることが奇跡のようにも感じます。 何気なく発せられたセリフが、相手役、そして周囲の人を通じて、面白さが連鎖し増幅していくのが分かるんです! ここ最近、「生きてる芝居を作るってどういうことだろう?」と考えるのですが、この現場でヒントをいただいたような気がしています。

土佐和成(ヨーロッパ企画/主人公・カトウ役)

劇団でしかできない映画が撮れたと思います。
そもそも撮れるかどうかわからない。下手したら1カットも撮れないかもしれない。5時間押
しは当たり前。焦る役者。待つ役者。混乱するスタッフ。待つスタッフ。目の前で繰り広げ
らる脚本家と監督の低温火傷のようなジリジリとしたケンカ。それを朝倉さんに解説する劇
団員。苦笑いする朝倉さん。美味しいケータリングのごはん。
それらの状況を全て背負ったなか積み上げられていく1カット1カットは、もはや映画ではな
くただの「泥んこ劇団ドキュメンタリー」だったかもしれません。
『ドロステのはてで僕ら』なんとか完成しそうです。どうぞよろしくお願いいたします。

上田誠(原案・脚本)

パズル的な構造をもつ時間映画であり、テレビ画面とからみ続ける映画であり、群像による長回しの映画。それを地元のカフェで撮るということ。京都の劇団である僕たちにできることはそれだしそれだけをする、と決めて、撮影に臨んだら時の牢獄が待っていました。
OKテイクが出ない。ワンテイクを返すのに1時間かかる。今日が何日目か分からない。
しかしながら底抜けに愉しかったし、ここ最近になく劇団の結束が瞬間的に高まったのもほんとうです。死に直面した時のそれでした。そしてゲストの朝倉あきさんがいなくては脱出は不可能だったでしょう。力を合わせてデスゲームから生還したような高揚のなかに今はいます。目が覚めるとまたあのカフェに戻っているかもと想像してゾッとします。
しかし僕らは確かにクランクアップしました。もう一度書こう。僕らは確かにクランクアップしました。

山口淳太監督

劇映画を初めて監督します。
劇映画を作るのが夢でしたが、
一本目がまさかこんな映画になるなんて思っていませんでした。
映画監督に夢見ていた青年の自分に「数年後、時間SF映画を撮ることになるから、時間に免疫つけとけよ、さもないと現場でフリーズしてしまうぞ!」と過去を変えたい気持ちです。
そうです、撮影現場ではあまりの段取りの多さに胸やけし、フリーズしてしまいました。
朝倉あきさんと、ヨーロッパ企画メンバーに助けてもらい、そしてなにより現場で脚本の上田さんに付きっきりで寄り添ってもらい、万全の体勢で作ることができました。
こんな映画は後にも先にも、この作品だけだと思います。
本当にクランクアップできてよかったです。

■公開情報
『ドロステのはてで僕ら』
4月25日(土)より、下北沢トリウッド、京都シネマほか全国順次公開
原案・脚本:上田誠
監督:山口淳太
出演:土佐和成、朝倉あき、藤谷理子、石田剛太、酒井善史、諏訪雅、中川晴樹、角田貴志、永野宗典、本多力
制作:ヨーロッパ企画、トリウッド
配給:トリウッド 
(c)ヨーロッパ企画/トリウッド2020
公式サイト:http://europe-kikaku.com/ droste/
公式Twitter:@droste_movie

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