「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

今週の編集部オススメは『ナイブズ・アウト』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、騙し合いが得意な宮川が『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』をプッシュします。

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

 『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード8という大役を任された前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、ファンの間で賛否を巻き起こしたライアン・ジョンソン監督。そんな彼が、アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したという新作が、本作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』だ。キャストには、『007』シリーズのダニエル・クレイグ、『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンスをはじめ、クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノンら、脚本に惚れ込んだという豪華キャストが結集した。

 ライアン・ジョンソンが監督で、ダニエル・クレイグやクリス・エヴァンスが共演するミステリーと聞いて、誰しもが「面白くないわけがない!」と思うのではないだろうか。実際、その期待に応えてくれる安定の面白さが本作にはある。

 ストーリーは、アガサ・クリスティーの作品を彷彿とさせる王道の謎解きもので、NYの豪邸で、世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が遺体で発見されるところから始まる。匿名の人物から事件の調査依頼を受けた名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、自殺ではなく他殺、殺人事件と見極め、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら、屋敷にいた全員を第一容疑者として捜査を開始。やがて、家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく。

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