横浜流星の“繊細な芝居力”が視聴者を釘付けに 『シロクロ』ドラマチックな展開へ

『シロクロ』ドラマチックな展開

 また一方で、法務大臣の佐島源造(佐藤二朗、Mr.ノーコンプライアンスと同一人物)が机から直輝の父である哲也(田中圭)の警察手帳を取り出し、哲也の写真に「どんどん君に似てきたねえ」と語りかけるシーンもある。レンとリコを取り巻く事件と、直輝の父が関わった事件、そして佐藤の娘・佐島あずさ(白石聖)が巻き込まれたコアラ男事件は今後どう関与してくるのか。

 こうしてゆっくりと核心に迫りつつある中、直輝を演じる横浜は様々な表情で視聴者を魅了する。特に第3話では、レンを優しく抱きしめたり、陽の光をバックに半裸でトレーニングに励む姿や、事件解決に向けてアクションを披露するシーンなど見どころが詰まっていた。横浜の得意とするアクションや、優しく繊細な芝居は視聴者を釘付けにする。物語の精巧さだけでなく、キャラクターの魅力も光る本作は役者陣の確かな実力で、よりミステリアスに、よりドラマチックに展開している。作品全体に散りばめられた“謎”を解き明かしながら楽しむことで、より深く味わって欲しい。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』
日本テレビ系にて、毎週(日)22:30〜23:25放送
出演:清野菜名、横浜流星、山崎樹範、吉田美月喜、中田圭祐、祷キララ、山口紗弥加
監督:遠藤光貴
脚本:佐藤友治、蛭田直美
チーフプロデューサー:岡本浩一(読売テレビ)
プロデューサー:福田浩之(読売テレビ)、馬場三輝(ケイファクトリー)、千葉行利(ケイファクトリー)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ケイファクトリー
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/shirokuro/
公式Twitter:@shirokuro_drama
公式Instagram:@shirokuro_drama

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