三浦春馬、初の父親役で新境地を開くか 『TWO WEEKS』への期待

三浦春馬、『TWO WEEKS』で新境地を開くか

 7月16日21時からスタートするドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)では三浦春馬が未婚の父親役を演じる。

 殺人の濡れ衣を着せられた主人公の結城大地(三浦春馬)は、2週間後に迫った娘の手術のために逃亡する。日々を刹那的に生きていた結城は、かつて恋人だった青柳すみれ(比嘉愛未)から8歳の娘・はな(稲垣来泉)の存在を告げられる。白血病にかかったはなの骨髄移植のため、ドナーになることを結城は決意するのだが……。

有馬海忠役の三浦貴大と月島楓役の鈴木仁

 突如として人生の目的を見出した結城だが、遺体発見現場に居合わせたことから、殺人事件の重要参考人として警察に追われる身となる。現在の刑事司法では逮捕されると最大20日の勾留が予定されており、そうなると手術には間に合わない。何より冤罪を背負うことにもなってしまう。父親として、いま捕まるわけにはいかない結城の逃亡劇がはじまった。

 韓国ドラマのリメイク作『TWO WEEKS』は、2週間という時間的制約と、娘の病という物語上の制約に立ち向かう未婚の父・結城の姿が見どころとなる。これまでも多くのドラマ、映画で主演をつとめてきた三浦春馬だが、父親役は今回が初めて。子役としてデビューした三浦も現在29歳となり、一般的には父親になってもおかしくない年齢だが、若手俳優のイメージもあって父親役と聞いた当初は唐突な印象を受けた。

 実際のところ、20代から30代前半の若手俳優が連続ドラマで父親役を演じた事例は少ない。イケメンを売りにした俳優ならなおさらだ。『びったれ!!!』(テレビ神奈川)、『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)の田中圭や『コウノドリ』(TBS系)の小栗旬は放送当時すでに私生活で父親だった。登場人物の一生を描く朝ドラや大河ドラマをのぞけば、『犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜』(テレビ朝日系)の錦戸亮、『マイガール』(テレビ朝日系)の相葉雅紀といった例外はあるものの、独身俳優が父親役を演じる機会は多くないのが現状だ。

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