福島県白河市から全国の映画館へ 夢破れた男の濃密な人間ドラマ『ライズ ダルライザー』がアツい!
モチーフとなっただるまは、ご存知の通り、目を書き入れることで希望を願う風習がある。言ってみれば、『ライズ ダルライザー ‐NEW EDITION-』という作品は、「ダルライザーを映画にしたい」「地元で映画を上映したい」「市民に映画に参加してほしい」といった願いが込められ、まずそれが制作陣による「左目」となったのだろう。そしてその声に応えた街の人々は、確実にもう片方の「右目」を書き入れた。その結果、何度でも起き上がり、今もなお、着実に公開規模を広げている。「ライズ」の精神が、まるでスクリーンから人々に伝播していくように、作品そのものもまた、願いが込められたひとつのだるまなのである。
是非とも多くの人に、日本中に広がっていくこの泥臭くも熱いだるまを、“映画館で”、目撃していただきたい。
■結騎了
映画・特撮好きのブロガー。『別冊映画秘宝 特撮秘宝』『週刊はてなブログ』等に寄稿。
ブログ:『ジゴワットレポート』/Twitter
■公開情報
『ライズ ダルライザー -NEW EDITION-』
4月26日(金)~フォーラム福島にて、
4月27日(土)~京都出町座、大阪シネ・ヌーヴォにて公開
横浜ジャック&ベティ、長野シネマポイント、広島横川シネマにて近日上映
出演:和知健明、三浦佑介、桃奈、山口太郎、佐藤みゆき、山崎さやか、田村諭、宮尾隆司、赤城哲也、古川義孝、鈴木桂祐、鈴木裕哉、湯本淳人、緑川順子、フスト・ディエゲス、井田國彦
原作・プロデューサー:和知健明
監督・脚本:佐藤克則
制作プロダクション:ローカルハリウッドプロジェクト
製作:ダルライザープランニング
配給:ダルライザープランニング/アムモ 98
配給協力:コピアポア・フィルム
2018年/日本/カラ―/119分/シネスコサイズ/5.1ch
(c)2018 Dharuriser Planning
公式サイト:dharuriser.com/movie/