ミカエル・アース監督作『サマーフィーリング』予告編&場面写真 16mmフィルムが映す3度の夏

『サマーフィーリング』予告&場面写真

 7月6日公開の映画『サマーフィーリング』より、予告編と場面写真が公開された。

 

本作は、第31回東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督の2作目の長編作品。

 夏真っ盛りのある日、30歳のサシャは突然この世を去る。彼女の死は、サシャの恋人ロレンスとサシャの妹ゾエを出逢わせる。突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。3度の夏、3つの都市。愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者達は少しずつ人生の光を取り戻していく。

 「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアース監督は、それぞれの街を舞台に優しい眼差しで、哀しみを受け止める人々の繊細な心情描写を描く。撮影は、『わたしたちの宣戦布告』『アマンダと僕』のセバスティアン・ブシュマンが務めた。

『サマーフィーリング』予告編

 今回公開された予告編では、16mmフィルムの荒い粒子越しに、サシャの死を知ったロレンスとゾエが、喪失感を抱えながら過ごす3度の夏が描かれている。また、挿入歌には、ピクシーズ、ラーズ、アンダートーンズ、ニック・ギャラリー、ベン・ワットなどが使用されており、細野晴臣のカバーで話題のマック・デマルコのライヴシーンも確認できる。

0426_summerfeeling_sub1
0426_summerfeeling_sub2
0426_summerfeeling_sub3
0426_summerfeeling_sub4
0426_summerfeeling_sub5
previous arrow
next arrow
0426_summerfeeling_sub1
0426_summerfeeling_sub2
0426_summerfeeling_sub3
0426_summerfeeling_sub4
0426_summerfeeling_sub5
previous arrow
next arrow

■公開情報
『サマーフィーリング』
7月6日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
監督:ミカエル・アース
脚本:ミカエル・アース、マリエット・デゼール
撮影:セバスティアン・ブシュマン
編集:マリオン・モニエ
音楽:タヒチ・ボーイ
出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ジュディット・シュムラ、マリー・リヴィエール、フェオドール・アトキーヌ、マック・デマルコ、ドゥニア・シショフ、ステファニー・デール
配給:ブロードウェイ
2015年/フランス・ドイツ/フランス語・ドイツ語・英語/カラー/1:1.85/DCP/106分/原題:Ce sentiment de l’ete
(c)Nord-Ouest Films – Arte

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる