『インハンド』山下智久、一見クールだが情熱的な男はハマり役? 濱田岳との掛け合いにも注目

『インハンド』山下智久×濱田岳の掛け合いに注目

山下智久は濱田岳のファーストキスの相手?

 先日行われた特別試写会&キャスト舞台挨拶(参考:『インハンド』山下智久×濱田岳は“昭和の良き夫婦”? 「朝ドラ的要素がある」)で、山下は個性的な役柄について「一見嫌なヤツ」と評した。「自分の叶えたい、興味のあることに関しては、すごく情熱的」と語っていたが、一見クールだが、静かに情熱を燃やす役どころは山下にぴったりだ。

 紐倉は、都心から少し離れたところにある、巨大な植物園を改造した研究室で過ごしている。動物たちと生活を共にしながら、寄生虫の研究に没頭している。動物……それも爬虫類などのパンチの効いた動物が登場し、出演者に負けないインパクトを与えていた。

 濱田は、「金曜夜だけれどもよき夫婦像、朝ドラの要素もふんだんに盛り込んだ、贅沢な、ミステリードラマになってます」とドラマの見どころを語った。また、劇中の紐倉との関係について、「昭和の良き夫婦みたいな感じ」と例えた。「紐倉のお手伝いとか、甲斐甲斐しくやってるんですよ。でも全然ありがとうとか、感謝の気持ちとか言わないんです。でも、ふとした時にちょっと……優しい言葉を言う」と、紐倉のツンデレに振り回されるようだ。

 菜々緒は、「二人がいつもイチャイチャしている」と現場の様子を明かしたが、山下と濱田は2007年放送の『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)で共演済み。さらに、濱田の仕事上のファーストキスをした相手という、ちょっと特別な仲。そんな背景を踏まえて、二人の再共演も見どころの一つだ。

 「未来は、僕たちの手の中にある」ーードラマのキャッチコピーにある通り、紐倉らの言葉に、自分や世の中とが重なる部分がいくつもあった。前出の挨拶で、山下は最終話まで観ることで完結すると伝えていたが、紐倉の生い立ちから義手の理由、同じく高家、牧野の経歴など、さらに、劇中に登場する紐倉の研究室に置かれている小物まで、気になる要素が散りばめられている。

 「人間って足りないものがあって、それをみんなで補っていく、心と心の支え合いのドラマだったりする」と紹介した山下。山Pの白衣姿が観られるというだけでファン垂涎だが、博識で頭脳明晰、ドS発言、謎めいた経歴、難事件と、気になるワードがたくさん。どんな物語に出会えるのか楽しみだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

■放送情報
金曜ドラマ『インハンド』TBS系にて、4月12日(金)スタート
毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:山下智久、濱田岳、菜々緒、藤森慎吾、高橋春織、酒井貴浩、田口トモロヲ、松尾貴史、光石研、風間杜夫
原作:朱戸アオ『インハンド』(講談社『イブニング』連載中)
脚本:吉田康弘、田辺茂範、福田哲平
プロデューサー:浅野敦也(TBSスパークル)、佐藤敦司(TBSスパークル)
演出:平野俊一、岡本伸吾、青山貴洋
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/inhand/

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