「kino cinema 横浜みなとみらい」内覧会で全貌が明らかに 支配人は上映ラインナップに自信

「キノシネマ横浜」内覧会レポート

 シネマコンプレックスで13年勤務したのち、今年3月に株式会社kino cinemaに入社したという経歴をもつ支配人の佐古和磨氏は、「皆さんに観ていただけるような作品を幅広く揃えていきたいと思っています。もちろんキノフィルムズさんの配給作品は多くなってくると思いますが、全国でロードショーされないような、規模の小さい良質な作品を上映していこうと考えています」とスクリーンにかける作品について説明。さらに、「『グリーンブック』は全国公開日から1か月以上経っていますが、敢えてオープニングのラインナップに入れています。それは、『kino cinema 横浜みなとみらい』が、こういう作品を上映していくんだというアピールにもなっています」とオープニング上映作品が同館の方向性を示すとコメントした。

 メインのターゲット層は「30~50代のミニシアター好きな大人」だそうで、「他の映画館ではかからないような、ミニシアター系の作品を上映していけたらと思っています」と、横浜ブルク13やイオンシネマみなとみらいと大手シネコンが根を張っている同地区の他の映画館との差別化についても自信をのぞかせた。

 なお、6月には、株式会社kino cinemaが国内で開設する2館目の劇場となる「kino cinema 立川高島屋S.C.館」が、JR立川駅北口より徒歩3分の立川高島屋S.C.内に同じく3スクリーンでオープンするが、年会費1000円のkino cinema会員制度も発表された。会員はいつでも1300円で映画が鑑賞できるほか、火曜・木曜は1000円で鑑賞可能になり、入会時に1000円鑑賞優待券が1枚プレゼントされる。さらに、鑑賞ポイント(100円で1ポイント付与)に応じてプレゼントと交換できるシステム(商品の詳細は追って発表)も導入されるそうだ。

(取材・文=宮川翔)

※「kino cinema」の「e」はアクサンテギュ付きが正式表記
※高島屋の「高」はハシゴダカが正式表記

■店舗概要
「kino cinema 横浜みなとみらい」
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7 みなとみらいミッドスクエア2F
営業時間:10:00〜(営業終了は上映作品により異なる)
定休日:年中無休
公式サイト:https://kinocinema.jp/

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