『3年A組』今田美桜が語る、菅田将暉ら共演者から受ける刺激 「追いつけるように頑張りたい」

『3年A組』今田美桜、共演者から刺激受ける

 現在放送中の日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。本作では、主演の菅田将暉が、教師・柊一颯を演じ、また、生徒役に永野芽郁、川栄李奈、上白石萌歌、萩原利久、神尾楓珠、富田望生など注目の若手俳優が揃う。柊が担当クラス3年A組の生徒を人質にとって立て篭り、毎話予想外の展開が起こるなど、放送スタート時から話題を呼んでいる。

 今回、リアルサウンド映画部では、読者モデルとしてクラスメートの憧れの的でもある3年A組の生徒・諏訪唯月役を務める今田美桜にインタビュー。『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(2017・フジテレビ系)、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018・TBS系)『SUITS/スーツ』(2018・フジテレビ系)など話題作に立て続けに出演し、今ブレイク中と言っても過言ではない今田に、菅田との共演や現場の雰囲気、卒業を控える人たちへのメッセージまで話を聞いた。

「このドラマに出させていただいて本当にありがたい」 

ーー『3年A組』は驚きの展開が続きますが、最初に脚本を読んだ時の感想は?

今田美桜(以下、今田):柊先生の本気の指導が、怖いというより、こんな先生っていないなと思ってグッときました。

ーー毎話、予想外の展開があるストーリーです。

今田:台本をいただくたびに衝撃を受けるんですけど、特に第4話の台本をいただいた時、最後に唯月が「正臣(※編集部注:半グレ集団ベルムズのリーダー)が……」って言いながら、ネックレスを握りしめて動揺するシーンがあって「これは誰だ?」となりました(笑)。

ーーそれまでは正臣とは会ったこともないですもんね(笑)。

今田:1話で喜志正臣が追いかけれらている場面があったんですけど、その時点では唯月の彼氏だというのも知らなかったので、第4話の台本をいただいた時にプロデューサーさんに「喜志正臣は唯月にとってどんな存在ですか?」と聞きました。その後、第5話の台本を見たら彼氏である正臣を好きな訳ではなく、しかも色々事情があるということがわかりました。第3話までは唯月に彼氏がいるなんて思っていなかったので驚きました。

――唯月がフィーチャーされた回でもあった第5話の放送を終えて、感想はいかがですか?

今田:唯月は気が強い女の子ですし、それまで見せられなかった本心を5話で出せたのは少しホッとしました。

ーープレッシャーもありましたか?

今田:はい。永野さんや川栄さんなど、それまでの生徒みなさんの演技を見ていたのもありますし。5話の台本を読んで、私も先生に怒られてこんな風になっていくんだろうな……と思っていたら、柊先生も「お前は間違っていない」と唯月に語りかけるようなセリフで、予想していたものと違いました。今自分の演技を振り返ると、正直ちょっと心残りな部分もあるんですけど、やっぱり柊先生はじめ、生徒のみなさんが作ってくれた空気感のおかげで、自分もお芝居に集中できたと思います。今まで唯月自身がリーダー的存在だったのに、みんなに冷たい視線で見られる場面は、撮影と分かっていても居づらく感じていたので、みなさんに引っ張っていただきましたね。5話で唯月の弱いところを見せられたので、今は生徒みんなとの距離感が少し近くなったと思いながら演じています。今後はそういうところを見ていただけたらと思います。

ーー同世代の共演者の演技を近くで見ていると、やはり影響を受けますか?

今田:毎回、すごく刺激を受けています。だから、このドラマに出させていただいて本当にありがたいなと思います。みんなそれぞれ違う役柄の個性をぶつけあっていて、怖がるリアクションだったり、生徒全員で話し合うシーンでの演技や場の盛り上げ方はすごく勉強になりますね。

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