実際の原子力潜水艦を撮影に使用 ジェラルド・バトラー主演『ハンターキラー』予告編

『ハンターキラー 潜航せよ』予告編

 4月12日公開の映画『ハンターキラー 潜航せよ』より、予告編が公開された。

 本作は、元米海軍潜水艦艦長による原作と、米国防総省×米海軍全面協力によって製作された、潜水艦アクション大作。攻撃型原子力潜水艦“ハンターキラー”を率いる艦長ジョー・グラスを演じるのは、ジェラルド・バトラー。これまで演じてきた肉体を駆使して戦う役とは異なる、頭脳明晰で冷静沈着な艦長を演じる。さらに、開戦を進めようとする統合参謀本部議長であるチャールズ・ドネガン役を、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンが演じる。

 そのほか、アカデミー賞を受賞したソングライターでラッパーでもあるコモンや、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のリンダ・カーデリーニ、ネイビーシールズのメンバーに『007 ダイ・アナザー・デイ』のトビー・スティーヴンス、さらに『ミレニアム』シリーズの主演で本作も遺作のひとつとなったミカエル・ニクヴィストがロシアの潜水艦艦長役で出演するなど個性的なキャストが集結した。南アフリカの新鋭ドノヴァン・マーシュが監督を務めた。

『ハンターキラー 潜航せよ』予告編

 予告編では、任務遂行のため、海上には無数の駆逐艦、海底にはため息の音にすら反応する水中兵器ひしめく‘絶対不可侵’のロシア海域に潜入するハンターキラー艦内の緊迫感あふれる様子や、ジョー・グラス艦長と船員たちとの臨場感あふれるやりとりが描かれる。さらに、空から潜入しロシア軍と交戦するシールズ隊員の様子や、陸海空軍入り乱れての戦闘シーンなども捉えられている。

 プロデューサーのひとりトビー・ジャッフェは、「我々が目指したのは、大いに楽しめるサスペンス・アクションであり、最新の潜水艦の世界を観客がリアルに体験できる物語だ」と語る。本作では、米海軍の全面協力によりパール・ハーバーに着岸している原子力潜水艦が2日間にわたり開放され、撮影も許可された。潜水艦内だけでなく、潜水する様子も撮影したマーシュ監督は、「8000トンもの巨大な機械が海を潜っていく映像は、CGでは絶対に作り出せないと思ったよ」と興奮気味に振り返る。さらに、監督は撮影前に映画に登場するヴァージニア級攻撃型潜水艦と同じタイプの原子力潜水艦に乗船して海に出た時の経験をもとに、潜水艦のセットを巨大な回転台の上に設置するという大胆な手法を思いついたという。このアイデアは、潜水艦が下降する際に乗員たちも一緒に傾いていく場面や敵艦から攻撃を受ける場面など、この予告編でも確認することができる。

■公開情報
『ハンターキラー 潜航せよ』
4月12日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ドノヴァン・マーシュ
原作:ジョージ・ウォーレス&ドン・キース『ハンターキラー 潜航せよ』(ハヤカワ文庫)
出演:ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、コモン、リンダ・カーデリーニ、ミカエル・ニクヴィスト
配給:ギャガ
原題:Hunter Killer/2018/イギリス/122分/カラー/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:林完治
(c)2018 Hunter Killer Productions, Inc.
公式サイト:gaga.ne.jp/hunterkiller

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