ディーン・フジオカと吉沢亮、『レ・ミゼラブル』で互いに親近感 「他人じゃないような気がする」

ディーン・フジオカと吉沢亮、互いに親近感
井浦新

 一方、井浦は若かりし時代の涼介を演じた清水尋也との関係を”チーム斎藤涼介”と話す。井浦は、”チーム馬場純”とも言えるディーンと吉沢に対し「(関係が)ペラッペラ」だと、まさかの挑発。井浦は「若い頃を演じる“ワタナベ”さんの演技を見に行きましたし、第1章を見届けましたし、バトンを渡す授与式もやりました。馬場純のバトンは薄っぺらいんだなー」と続ける。そんな言葉を受けてディーンが「今、授与式をやりましょうか」と吉沢を促し、井浦が行ったという授与式(握手と抱擁)を舞台上で行うと、拍手が起こった。熱い抱擁を終えた吉沢は、「ちなみに、清水ですけどね」と、井浦が若かりし涼介を演じた役者の名前を間違えていたことを指摘(斎藤涼介を演じたのは”ワタナベ”ではなく、清水)。会場は笑いに包まれ、井浦は「こっちもペラペラだった」と笑った。

ディーン・フジオカと吉沢亮

 イベントの後半では、本作が平成30年間の日本が舞台となることにちなみ、平成30年を振り返ることに。井浦は「平成元年のとき、中学3年生だった。14~44才までの間、何者かになろうともがき続けた30年だった。新しい年号でももがき続けるのかな」と自らの人生を懐古した。この日登壇したメンバーのなかでは、吉沢と山本は平成生まれ。2人とも「平成しか知らないので人生の全て」と語り、ディーンが「いい時代でしたか?」と山本に問うと「いい人生だったと思っています」と笑顔で答える。同じ質問に奥田は「平成元年に38才でした。ディーンくんにキャーキャー言ってるけど、僕はもっとかっこよかったんですよ!」と発し、会場を沸かせた。

 最後に改めて本作の見どころについて、井浦は「追う者・追われる者が物語の軸ですが、それだけではない家族の物語だと思う。さまざまな家族の姿をじっくりと味わう楽しみも詰まっている」と語った。さらに、ディーンは清々しい表情で「楽しかったです!」と答えると、「平成最後の年に、この作を次の時代へ繋いでいく気持ち」と語り、イベントは幕を閉じた。

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(取材・文=片山香帆)

■放送情報
フジテレビ開局60周年特別企画『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』
フジテレビ系にて、2019年1月6日(日)21:00~23:54放送
出演:ディーン・フジオカ、井浦新、山本美月、吉沢亮、村上虹郎、清原果耶、松下洸平、清水尋也、福田麻由子、長谷川京子、金子ノブアキ、富田靖子、寺脇康文、伊武雅刀、かたせ梨乃、香里奈、奥田瑛二
原作:ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』
脚本:浜田秀哉
音楽:吉川慶
演出:並木道子
プロデュース:太田 大、野田悠介
制作著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/lesmiserables/

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