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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ボヘミアン・ラプソディ』

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 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、高校生の頃、同級生の五十嵐くんからクイーン『グレイテスト・ヒッツ』を借りて感銘を受けた石井が『ボヘミアン・ラプソディ』をプッシュします。

『ボヘミアン・ラプソディ』

 日本シリーズも幕を閉じ、現在開催中の日米野球も終われば、いよいよ完全オフシーズンとなるプロ野球界。我がベイスターズは3年連続のクライマックス・シリーズ出場を逃し、4位という2年ぶりのBクラスとなりました。敗因としては昨年強みであった先発投手陣の不調。何と言ってもエース格であった今永昇太の大不振が痛かったです。そんな今永の登場曲がクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)」。今永がこの曲を登場曲に選んだ理由を筆者は知りませんが、おそらく自分を奮い立たせるため、そして球場でファンと一体になるという狙いがあったのではないかと思います。登場曲は、登場するときではなく、ヒーローインタビューに選ばれる際がもっとも長く場内に流れます。約2分であるこの曲は終わってしまう、と心配したものでしたが、今永が今年はヒーローインタビューに呼ばれることはなく、横浜スタジアムが「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の大合唱で一体となることはお預けとなりました。

 そんな「ウィ・ウィル・ロック・ユー」に飢えていた筆者に、ガツンと最上級の(というか、横浜スタジアムと比較するのがおこがましいのですが…)一体感を与えてくれたのがこの『ボヘミアン・ラプソディ』です。1970年から1985年の伝説の“ライブ・エイド”まで、フレディ・マーキュリー、そしてクイーンの15年間を描いていきます。

 高校生の頃、ベストアルバムを借りて、その1枚をひたらす聴いていた、という程度でしかクイーンに触れていなかった筆者にとっては、フレディの生い立ちからバンドの成り立ち、数々の名曲の誕生の裏側など、どれも知らないことばかりで、彼らがスターとなっていく過程は観ているだけでワクワクするものがありました。仲間と同じ方向を向いて、世の中が驚くものを生み出していく。常識とされていたものをぶち壊していくクイーンの姿はとにかく格好いいです。みな、実は大学を出ていて、研究者になれるほどのインテリというところもまたスマート。

 しかし、そんな彼らの成功物語だけが描かれるわけではありません。フレディは、自身のアイデンティティーに悩み苦しみ、荒んだ心はバンドもバラバラにしていきます。最愛の人メアリーと、つながりたいのにつながることができない葛藤。家族を作りたい、でも作ることができないフレディに、メアリーが投げかけた言葉は、救いであると同時に、2人が絶対に昔に戻ることはできない最後通告でもあり、筆者はこのあたりから涙タラタラ状態でした。

      

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